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テーマ 「 経営計画(1)
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当社では毎年、3年間(ローリング方式)の中期経営計画を作成しています。
前に、会社を船に例えましたが、経営計画書はさしずめ航海地図といったところでしょうか。これを持たずに荒れた海に出るほど無謀な事はありませんので方向をしっかりと定めて計画を練らなければいけません。
計画書を作り始めて7年目になりますが、多少ひいき目に見て?実現できている部分もあれば一方でまだまだ積み残している課題もあり、謙虚に反省しています。
ところでこの計画書、本来は社外秘なのですが、主力の仕入れ先さん数社だけには毎年配布させていただいてます。
我々のような商社・問屋業は仕入れ先(メーカー)さんの支援がなければ成り立ちません。我が社が目指す方向性を理解していただき協力を得る目的から先代(現会長)の時代からの慣習で、私が社長になってからもそれを踏襲しているわけです。
しかし、肝心の業績はここ数年ジリ貧傾向、しかも前期はある特殊要因から数字を大きく落とす惨たんたる結果となってしまいました。(業績不振は全て経営責任、つまり社長がアホだからです、すみません!)
この数字を表に出す事には抵抗がありましたので外部への公開を今年は止めようかと悩みました。
我々の業界も暇な同業者やメーカーが多く、悪い噂ほど尾ひれがついてアッと言う間に広まります。
私は元来そういった噂話はあまり気にしない方なのですが、そういう尾ひれのついた噂は、会社に目に見えないダメージを与えます。
俗に言う風評被害というやつです。
結局迷ったあげく、例年どおり主力仕入れ先に経営計画書を提出しました。
例えに使っては申し訳ないですが、雪○乳業や不○家のように多くの企業が不利な事を隠そうとして自滅しました。
噂によってつぶされない唯一の方法は、良い事も悪い事も全て自分の方からデイスクローズ(情報公開)する事です。へたに隠すより事実は事実、結果は結果として真摯に受け止め今後の展望をはっきり明言する方が最終的にはリスクが少ないという判断です。
下手な嘘より正直である事が一番ラク、今後もデイスクローズの精神を持ち続けガラス張りの経営を心がけるつもりです。 |
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