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テーマ 「 だから問屋はなくならない(1)
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先日、アイ・プランニングの内藤さんと嶋村さんが来社されました。内藤さんは元リスパックの常務取締役、嶋村さんも同社のマーケティング部出身で現在はお二人でアイ・プランニングを立ち上げ、「幸せな食生活と相互の繁栄をお約束します。」をスローガンとして、消費生活研究、コーナー・プランニング(売り場の仕組み作り)、問屋機能(新中間流通)のプロデュ−スやサポートをしていくそうです。
具体的には、「情報の差別化」をキーワードとした情報誌「トップセレクト」の発行や定期的な勉強会の開催、さらには女性の活用術や、会議の進め方のプロデュ−スも手がけていくそうです。内藤さんが近日、情報誌で取り上げる予定のテーマが、「だから問屋はなくならない。」正確には「だから問屋はなくせない。」といった方がいいのでしょうが、古くからの問屋不要論という間違った概念にとらわれ、メーカーとの直接取引にこだわってかえってコスト高になった実例を私も沢山見てきました。
何故問屋が必要なのか? 何故問屋を外すとかえってコスト高になるのか?これを語り出すと、1冊の本が書けますので割愛しますが、1つ内藤さんに教えていただいた事で驚いたのが、我々は問屋とはメ−カ−とユ−ザ−の中間をつなぐものという固定概念が強いのですが、日本の問屋業の売り上げの70%は、メ−カ−への売りなんだそうです。全てがそうではないですが、問屋を外してユーザーへの直販を進めるメーカーも多いなか、そのメーカー自身が、問屋から物を仕入れているという事ですね。
ただし勘違いしてはいけないのは、「問屋をなくせない。」のと、他の問屋に切り替わるのとではわけが違うし、全ての問屋が必要とされ、生き残れるわけではないという事です。誰が数えたのか、日本には包装資材(主に食品分野の軽包装=プリ・パッケージ)の問屋が約3,000社あるそうです。このうちで真の意味でユ−ザ−の役に立っている企業がどのくらいあるのでしょう。そうでない問屋は事業規模に関係なく淘汰されていくでしょう。
お客様に真に役に立つ・・・とても難しいテーマです。だから我々にとって、ライバルは競合先や同業者ではなく、常に成長を望むお客様なのです。お客様のベストパートナーとなり、真にお役に立てる問屋、お客様にとって絶対になくせない問屋を目指しこれからも努力していくつもりです。 |
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<過去の日記> |
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