(前回からの続き)
そして、営業内容編
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(1) |
輸入との競合が激しい商品である。又は成熟商品である。 |
(2) |
規制緩和の対象商品である。 |
(3) |
市場が狭すぎる。 |
(4) |
類似商品が多い。 |
(5) |
取引先がころころ変わる。 |
(6) |
扱い商品がころころ変わる。経営の多角化を始めた。 |
(7) |
売り急ぎやダンピングをしている。 |
(8) |
在庫に大きな増減がある。荷動きが不自然。 |
(9) |
納期遅れが発生している。 |
(10) |
設備投資が過大。 |
(11) |
強力なライバル会社が出現した。 |
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あえて言えば、(1)(4)(11)あたりが近いでしょうか。
元々付加価値が低いものであるうえに、過剰供給な業界ですから…。
最後に財務内容編
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(1) |
減収減益が三年以上続いている。 |
(2) |
赤字が三期以上続いている。 |
(3) |
主力銀行からの借入金が減る一方。 |
(4) |
取引銀行がよく変わる。 |
(5) |
有利子負債が年商以上ある。 |
(6) |
有利子負債が前期と比べて月商の二ヶ月分以上変動している。 |
(7) |
有利子負債が年間キャッシュフローの50倍以上ある。 |
(8) |
売り上げ債権や在庫の水準が急増している。 |
(9) |
売り上げが減っているのに利益水準が同じ(粉飾の疑い) |
(10) |
支払い条件が悪化した。 |
(11) |
小口の支払いも手形で行っている。 |
(12) |
商工ローンや市中金融を利用し始めた。 |
(13) |
支払い金利の水準が急に高くなっている。 |
(14) |
調査会社の評点が低い。 |
(15) |
大口の不良債権が発生した。 |
(16) |
重要な不動産を売り始めた。 |
(17) |
税金の滞納がある。 |
(18) |
会社の規模と比べて関連会社が多すぎる。 |
(19) |
交際費が多い。 |
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以上、色々と挙げましたが取引先にこれらの兆候が表れ出したら速やかに上司に報告し、社長や経営トップが、先方のできるだけトップを訪問する事です。
訪問したから何がわかるというわけではありません。それでもやはり現場に行くべきなのです。
そう言えば、以前あるスーパーの社長さんにお会いした時、「大手の仕入先ほどすぐに取引条件の変更などを言ってくる。しかもそういう会社に限って上層部が訪問して来る事はまずない。」とぼやいていました。調査会社の資料だけで判断しているのでしょうね。そして「タミヤさんは最もよく得意先を回っている業者さんですね。取引先の社長の顔が見えているという事は良い事ですね。」と言って頂きました。多少社交辞令があるとはいえ、嬉しかったです。
得意先との取引の継続、条件変更、新規取引の開始は必ず社長の決裁事項にするべきです。何かあっても社員は最終的に責任がとれないのだから、当然の話です。社長が必要以上にものわかりが良くなると会社にとって赤信号と言われる所以です。その為にも社長は現場を知らなくてはいけないのです。
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