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社長の経営日誌

 FILE No.207 2011.1.29
「 正義は勝つ(2) 」

(前回の続き)
商道徳とは、商売人が持つべき道徳の事を指します。
そして道徳とは、良い事と悪い事を判断する心の事です。
商道徳のない会社はそもそも商売をやる資格がないのですから、いずれは滅びるのは自然の摂理で不思議でも何でもありません。
実際に「社長10年史」に書いたとおり、悪らつな手段に訴えた連中は、一時的には繁栄しても最後には自滅していく姿を嫌と言うほど目撃して来ました。
悪い事をすればそれなりの報いがあるもの、やはり神様は正しい者の味方なのです。

私の言っている事は綺麗事かもしれません。
何か巷では私の事を物凄く正義感の強い人間と思っている人が多いようですが(笑)、自分の事を聖人君子の如く品行方正などと言うつもりもありません。
ただ、子供の頃に観ていた「ウルトラマン」「仮面ライダー」を筆頭としたヒーロー番組の影響で、知らず知らずのうちに勧善懲悪の精神が身についたのかもしれません。
「仮面ライダーV3」で主役を演じた宮内洋さんが「ヒーロー番組は教育番組」と言っていましたが、まさにその通りだと思います。
人格形成期に見たり聞いたりするものってやはり重要なのですね。

正義の味方に憧れて育った私も社会に出て会社を運営していく立場になると汚い部分を見たり、背に腹は変えられず多少えげつない手法を選択せねばならない場面も避けては通れません。

今回はテレビドラマの話ばかりで恐縮ですが、私が好きだった「不毛地帯」では大手商社同士の文字通りの経済戦争が描かれていました。

手段を選ばぬ情報戦は綺麗事の通じる甘い世界ではない事を痛感させられました。

スケールは比べものにならないまでも我々だって日々戦っている事には違いありません。
戦いには勝たなければなりませんが、例え甘いと言われようとも人に後ろ指を指されない手法にはこだわりたいと思っています。
どんなすばらしい理想も正しいやり方によって実現しない限りいずれは腐敗を招くからです。

当社は中期経営計画の理念に、「世の正道を歩む」と言う言葉を入れています。
そしてこの業界の一部にはびこる会社のように、理念や方針が泣いている状態には決してしないと肝に銘じています。
社員は会社の方針で動くもの、そしてその方針を打ち出すのは社長の仕事、「魚は頭から腐る」の例え通り、結局は社長の商道徳や正義が問われるわけです。
自分の生き様や人間性が全て出るのが社長業、やはり会社は社長しだいです。

詳しくは書けませんが、昨年にもある同業者が非常にせこい、汚い事を仕掛けて来てそれが原因であるお得意先とトラブルになりかけた事がありました。
その為に奔走した社員の日報を読んでいたら問題解決の報告とともに「当社はあくまでも正攻法で仕返ししたい。」と書いてあって、自分の考え方が社内に浸透している事を実感しました。

いつの世も悪が栄えた試しなし、そして最後には必ず正義が勝つ、一見遠回りに見えても商道徳に則った正攻法こそが勝利への近道と信じて当社はこれからも王道を歩みます。

<過去の日記>
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