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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
 FILE No.497 2016.11.12

「 キューバ&メキシコ最新流通視察(1) 」

 500回までM3 

10月27日より約一週間の日程でキューバ&メキシコの視察に行って来ました。
カリブ海に浮かぶ社会主義国キューバはアメリカとの関係改善により経済封鎖解除がなされつつあります。
先頃は日本の安倍首相が私の露払いとして訪問してくれましたが(笑)、今回の視察は早くから楽しみでした。

出発直前の23日に新木場で行われたスターダムのハロウィンイベントにはゆずポンがゆずポンマスクに変身してトークコーナーに登場、しかし日曜夜とあって日帰りが難しそうなので残念ながら私はパス(涙)、墨田区のHさんにTシャツとポートレートを買って来てもらうよう頼んでいたのですがこのHさんが大仕事、何とゆずポンがリング上から投げた特製手作りキャップを見事キャッチしたのです(でかした)!
渡航直前に本当に縁起良い展開で大喜びで、私がそのキャップを譲り受けたのが帰国直後の11月5日新日本・大阪大会の時でしたが話にはさらに続きがありこの翌日、東京に戻ったHさん、スターダム新木場にて今度はジャングル叫女選手が投げた緑色のスカーフをゲットしたとの事! う〜ん、私の強運が乗り移ったとしか思えません…皆様、私の事をこれからは「福の神」と呼んで崇めましょう(笑)。

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スターダム、ハロウィン
大会に登場したゆずポン
(墨田区のHさん撮影)
 ゆずポンお手製キャップ、
見事ゲット!
 ゆずポンのサイン&
キスマーク入り!

第1〜2日目 10月27〜28日 (木)(金)

視察メンバーは成田空港に27日の昼12時半に集合、私は前日及び前々日と大阪で水元仁志先生の「やる気と感動の祭典」セミナーに出席、計12時間もお勉強しましたので出発前から疲れ気味(苦笑)、一刻も早く飛行機に搭乗して爆睡したかったです。
今回の参加は計10名、例によって皆異業種ですが殆んどの方が過去の海外視察でご一緒した方ばかりで気心は知れていました。
15時に初めて搭乗するアエロメヒコ航空の便で出発、約12時間かけてメキシコに現地時間13時に到着しました。ここからキューバを目指しますが次の搭乗まで6時間もありとにかく退屈で待ちくたびれた事…19時発で約3時間かけてキューバの首都ハバナに着いたのが現地時間22時30分、丸一日の大移動です。

正式名称 キューバ共和国 面積 110,860km2
人口 約1126万人(2014年) 公用語 スペイン語

現地で我々を出迎えてくれたガイドさんは47歳の男性で、名前は何とアントニオ!
しかし残念ながらこのアントニオさん、本家?「アントニオ猪木」はご存知なかったです(苦笑)。
本日より我々が泊まるホテル「ハバナ・リブレ」ホテルに着いたのがもう翌日の0時40分でした。
このホテル、オープンしたのが1959年と60年以上の歴史と伝統があり、革命以前は米国資本のヒルトンだったそうです。
しかし老朽化が激しく、特にエレベーターがキョーレツで、自分の部屋の階(私は13階でした)のボタンを押してもランプが点滅しないので(他の階は点滅するのに)13階には停まらないのかとまず不安になりました。
しかもドアの開閉や昇り降りのスピードもゆっくりで、動く時ゴトゴトッと音がするのです。これじゃあいつ事故が起こっても不思議じゃないなあと思っていたら案の定、最終日に悲劇が待っていました…。

部屋に入ってとにかく疲れきったので風呂に入ろうと浴槽に湯を張ろうとしたら何故か栓がありません。浴槽に栓がないと言う話は事前説明会でも聞いており(キューバの他のホテルもそうなのか?)旅行社の人からは「ゴルフボールを持って行くと栓の代わりになって便利ですよ。」と言われていたので、わざわざ一個持参してやってみましたが、穴の方がはるかに大きくて全然役に立ちませんでした(苦笑)。 やむなくシャワーで済ませましたが、今度はいつまで待っても熱い湯ではなく限りなく水に近いぬるま湯が出るばかり…着いた日はかなり暑かったのでさほど気にはなりませんでしたが、翌朝は辛かったです。
他のメンバーに話を聞くとやはりお湯が出ない、酷いのになるとシャワーそのものが出ないと言った部屋が続出しておりました。

時差ボケも解消しないうちに9時半にホテルを出発、前夜はそんな余裕もありませんでしたがバスの車窓から外を見ると古い町並みにクラシック・カーが走る光景は1950〜60年代にタイムスリップしたかのようでした。
10時から日本大使館でキューバの経済やビジネス環境の話をお聞きした後は、キューバと言えば忘れてはいけない、葉巻工場の見学にやって来ました。
残念ながら写真撮影は一切禁止でしたが、全てが手作業、大勢の職人が並んでひたすら葉っぱをくるくる巻いている様は壮観でした。ここで一日に約2万8000本が生産されると言うのですから驚きです。
近くにはショップもあり、高級な葉巻が日本の三分の一ぐらいの値段で買えるのでついつい私も大人買い(笑)、昼食にパスタを頂いた後は早速食後の一服と洒落込みました。
実は私、学生時代に少し喫煙した時期もあったのですが20歳で止めましたので(タバコはハタチで止めるもの! 笑)吸い方がよくわからず、ツアーメンバーの愛煙家に指導して頂きました。
煙草と違い葉巻は吸い口を特製カッターで3ミリほど切ります。
次に当然先端に火をつけるのですが、太いのでなかなか引火しませんでした。
煙草のように肺に入れるわけではなくただふかして香りを楽しむと言いますが、それでも口中にニコチンを吸収するわけで、30年近く煙と無縁だった人間には効きましたよ。
還暦を過ぎたらチャレンジしようかと思っていましたが、予定より約10年早い私の葉巻デビューでした…。
この後は市内でスーパーを見学、スコールが降ってきたので早めにホテルに退散し夕食(豚肉がメインでした)後はキューバで最大のキャバレー「トロピカーナ」にショーを観に行きました。昼食の後に吸った一本を本日中に吸いきろうと夕食後とキャバレーでのショーの合間にまたも一服、そしてこれを最後に旅行中は禁煙(笑)残りは帰国してから少しずつ消費しようと心に決めたのでした。
ホテルに帰って来たらちょうど0時、二夜続けての午前様は身体に応えます…。
第1〜2日目のダイジェストはこちらをクリック

第3日目 10月29日 (土)

期待のゴルフボールは風呂の栓代わりにはならず…しかし素晴らしい発見、備え付けの固形石鹸を穴の上に置いたら見事ピッタリだったのです! …さあこれでゆっくりお湯に浸かれる、と思いましたがよく考えたら水に近いぬるま湯しか出ない事を忘れていました(苦笑)。
この日のハバナは一日雨が降ったり止んだりの空模様、その中を市内見学に出かけました。
有名な革命広場、ラム酒の博物館、作家ヘミングウェイが好きだったお店、そしてこの日もスーパーを見学しましたが、総じてこちらのお店は棚はスカスカだし(閉店セールかと思った)何故か生鮮は肉ぐらいで野菜や魚は売ってないし、やる気のない事おびただしい…その理由はどうやら配給制度にある事がわかりました。
社会主義のキューバでは国が国民に米、パン、卵、野菜、油、牛乳と言った食料品を超破格値で一定量配給しているのです。まあ何と良い国だこと(笑)…その配給所も見学しましたが、スーパーの役割は配給で足りない分を補う程度ですから、これでは流通がなかなか発達しないのも仕方ないかもしれません。
特にコンビニが無いのが不自由で、ホテルの近くにスーパーが無い為気軽に水を買う事も出来ません。改めて日本の便利さを実感しました。

夕方にホテルに戻り、キューバ最後のディナーを数人で何処かに食べに行こうと集合時間にホテルのロビーに降りて行くと、海外視察では毎度お馴染み、今回の企画者の近江さんとツアーメンバーのお一人がホテルの責任者らしい人と通訳を交えて何やら揉めていました。
何事かと思えば何と、ツアーメンバーの一人がエレベーターの故障で約30分も閉じ込められたのです! いつ止まってもおかしくはないと思っていましたが予想的中…一歩間違えば自分がそうなっていたかと思うとゾッとしました。
しかしおかげでホテル側からお詫びとして我々食事に行くはずだった4人を25階の最上階にあるレストランに招待してくれると言う事になりました。
被害に遭われた方はお気の毒でしたが、棚ぼたで最上級のステーキとチリのワインをごっちゃんになった私はラッキーです(笑)。
食事に行ったメンバーの中にエレベーター関係の仕事を経験した人がいて、その人の推理では修理をしようにもアメリカの経済封鎖の影響がまだ残っており部品が入手出来ないのではないか、頻繁にトラブルが起こっておりその度に食事をご馳走してクレーム処理をしているのだろう、と言う事でした。
我が業界でもクレームの度に赤伝や現物無償補填だけでお茶を濁し根本的な解決が出来ないメーカーがいますので(オタクの事だよ、○○さん!笑)似てるなあと笑いましたが、とにかく今夜でこのホテルともおさらばなので、あと何度かエレベーターに乗る時何もない事を祈るのみ…しかし明日のメキシコへの移動は朝6時20分の飛行機なのでホテル出発は何と4時ですよ! 食事後は睡眠時間を少しでも確保すべくさっさと部屋に戻り、睡眠薬を飲んで10時には床に着きました…。
第3日目のダイジェストはこちらをクリック

(次回へつづく)
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