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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
 FILE No.499 2016.11.26

「 キューバ&メキシコ最新流通視察(3) 」

 500回までM1 

(前回からの続き)

言葉が全く通じない、お世辞にも治安の良いとは言えないメキシコで無謀にもたった一人でルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)の観戦にやって来た私、ホテルから20分ほど走ったタクシーは会場であるアレナ・コリセオに到着しましたが、外を見たら会場前には人っ子一人いやしないので愕然としました。
チケット売り場らしき窓口も閉まっていますし、どう見てもルチャなんてやっていないぞ!お〜い、どうなってんの!? 言葉が通じないので無言のままタクシーの運転手さんとしばし見つめ合うのみ…近くを歩いていた青年に運転手さんが声をかけてくれました。
スペイン語の会話を聞いてもさっぱりわかりませんが、どうやらこの日に限ってメキシコシティのもう一つの会場、アレナ・メヒコでやっているようで、すぐにそちらに向かってもらう事にしました。
無人の会場前で降ろされても途方にくれるだけですからほんと親切な運転手さんで助かりましたが(途中でのど飴もくれたし 笑)果たして本当にアレナ・メヒコでやっているのかは半信半疑、小雨は降って来るし不安感は増す一方でした。
また20分以上走ったところで会場が見えて来ると先程と違い今度は凄い人だかりでほっと一安心、良くしてくれた運転手さんにはチップをはずみましたよ。
タクシーを降りたと同時に「チケット持ってるか?」とばかりに近寄って来るおじさん、てっきりダフ屋かと思い無視しようとしたら手には正規の座席表、何とこの人が当日券の販売係だったのです。こちらでは窓口ではなく路上に出て売るんですね(笑)。
前から13列目の席を200ペソで購入、1ペソが5.18円なので(11月15日現在)
わずか1036円!日本の約十分の一ですよ!安い、安すぎる!メキシコのファンが羨ましいぜ!
試合開始は5時からでしたが、出発が遅れたのと会場を間違えた事により到着したのが5時半、既に試合は始まっており館内の大歓声が外まで聞こえてきました。
入り口でチケットを提示するとボディ&荷物チェックがありましたが、日本と違ってメキシコは意外に厳しくカメラの持ち込みは禁止、かと言って写真撮影がNGと言うわけではなく何故かスマホならOKなのです(意味がわからん)。
この事は事前に聞いていたのでカメラはホテルに置いてきましたが、ペットボトルの水まで回収されたのは想定外でした。後でガイドのナマズエさんに聞いたらメキシカンは気が荒いので興奮して投げるのを防ぐ為のようです。
それでも今の時代はましな方で、昔なんてルード(=悪役、因みに善玉はリンピオと言う)に対しては小便の入った紙コップが投げられるのが日常茶飯事だったと言うから恐ろしいです。
ようやく場内に入るとちょうど第二試合の6人タッグ戦が始まるところで、メキシコらしく6人全員がマスクマンでした。
この会場、日本で読んだガイドブックによると横浜アリーナぐらいのキャパがあるようですが、場内が薄暗かった為か私にはあまり大きく見えず、客入りもざっと6割程度でしたが、子供から大人まで大熱狂で心からルチャを楽しんでおり、庶民にとっていかにルチャが大衆娯楽として欠かせないものになっているかが実感出来ました。
第3試合は女子選手(ルチャドーラと言う)の試合、セミファイナルには人気者のカリスティコ選手が登場、私も正直ルチャにはあまり詳しくないのですがこのカリスティコは今年二度来日(新日本、みちのくプロレス)しており日本でもお馴染みの存在です。
メインでウルティモ・ゲレーロがルーシュを下し派手に紙吹雪が舞ったところで全5試合が終了、時間はちょうど7時でしたからぴったし2時間の心地良い興行でした。
日本でもルチャ・リブレをパッケージで直輸入した大会を何度も観ましたが、やはり本場のルチャは最高、独特な雰囲気にすっかり魅了され病みつきになりそうです。
心配された帰りも賑やかな表通りで簡単にタクシーが捕まり無事ホテルへ帰還、長く充実した日曜日が終わりました…。
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第5日目 10月31日(月)

前日のルチャ・リブレ観戦で燃え尽き症候群状態でしたが、本日より真面目に視察(本来こっちがメインだよ!笑)です。
そう言えばメキシコのホテルはキューバと違ってエレベーターもまともだし快適(と言うかこれが普通)、但し残念なのが浴室にシャワーしかない事でした。キューバでも風呂の栓が無かったのでまるまる一週間湯船に浸かれずがっかりでした。
朝10時にメキシコの小売業協会にて流通の現状についての話をお聞きし、12時からは日本大使館を訪問しました。
特筆すべきは今年の夏、我らがミル・マスカラスがこの同じ場所で岸田外務大臣の名前で表彰されていた事です!
表彰理由は「プロレスを通じて日本とメキシコとの相互理解の促進に尽力し日本と諸外国との友好親善に寄与した事」に敬意を表したもので、まさにスーパースターの面目躍如と言ったところですが、このブログ更新の頃はちょうど今年二度目の来日が実現しているはず、近日詳しくレポート致します。
昼食はピザを頂き午後からはウォルマートを見学しましたが、キューバのお店がかなり低レベルだった事もあり、メキシコの流通が格段に進んで見えました。セブンイレブン等のコンビニもあるし、気軽に水が買えるだけでも大助かりですよ。
一旦ホテルに帰ってのディナーは近くのマリオットホテル内にあるステーキハウスで済ませました。
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第6〜8日目 11月1〜3日 (火)〜(木)

本日は実質的な旅行の最終日、もっとも帰国便に乗るのは深夜なので10時にホテルをチェックアウトした後は、中心部より北東50kmにある世界遺産、古代都市テオティワカンの見学に行きました。
ナマズエさんの話によるとかつて日本のマスコミの特写でマスカラスをここに連れて来た事があるとの事、そこで土産物屋でマスクを発見したのをいい事に私も偽マスカラスに変身(笑)、ツアーメンバーに沢山写真を撮ってもらいました。
高さ47mの「月のピラミッド」に登りましたが、メキシコは空気が薄い為か途中で息が苦しくなって来ました。
階段を昇る時は視界の悪いマスクはあまりにも危険につき外しましたが、果たしてマスカラスはどうしたのでしょうか?
そしていよいよ65mの「太陽のピラミッド」に挑戦…月と18mしか違わないのに底辺が広いせいか倍ぐらい高く見え、心臓バクバク状態で何度も休憩しながらようやく頂上を制覇しました。
バスで再び中心部に戻って来て2時半とちょっと遅めの昼食はやっぱりタコス、腹ごしらえの後は旧市街をぶらぶらして時間を潰しましたが、この日のメキシコは「死者の日」とあって、町はハロウィンの如くコスプレした人で大賑わいでした。
考えてみれば「死者の日」とは日本で言うお盆と同じ、日本人は西洋の祭りであるハロウィンよりお盆にこそコスプレしてお祭り騒ぎをするべきではないのでしょうか(笑)。
夜7時から最後の夕食会を終えた後は時間に余裕を持って空港へ移動し、お世話になったナマズエさんにお礼を言って、またいつか本場のルチャ・リブレを観に来る事を約束して、日付けの替わった0時半の便に搭乗しました。
15時間のフライトでしたが離陸するとすぐ睡眠薬を服用し、6〜7時間ぐらいは熟睡に成功、朝6時20分に成田に降り立つと幾分寒さが身に染みました。
ぼろぼろで帰宅すると早速入浴、一週間ぶりに湯船に浸かれて気持ち良かったです♪
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時差ボケも抜けきらないうちに5日は冒頭に記したように新日本プロレス大阪大会を観戦、さらに翌週13日は社内コンペで奈良の木津川カントリー倶楽部に行って来ました。
実に半年ぶりのコース、しかも今回はその間一度も練習にすら行っていないという悪条件で挑みスコアは115(涙)…半年間クラブを握っていない事を思えば我ながら善戦健闘ですよ。大まぐれでドラコン賞が一つ獲れたし…。

尚、キューバで大人買いした葉巻は勿体無いので月に一本位のペースで味わっております。
最も会社も自宅も禁煙(そもそも社内を禁煙にしたのは私自身 笑)ですし、きょうびなかなか吸える場所がなく、寒空の下近所で公園まで出かけていって一服やっております(侘しいぜ! 苦笑)。

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 これは貴重!マスカラスの記念切手

ナマズエさんが自宅に以前メキシコで限定発売されたマスカラスの記念切手を持っていると言うので是非写真を送ってくれと頼んでいたら帰国後メールが届きました。
いつになるやらわかりませんが、今度私がメキシコに行った時に譲ってもらいたいと思っています。

そうこう言っているうちに来週は遂にやって来た500回記念ですよ!
皆様、お祝いの品はなるべく現金にてお願いします(笑)。

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