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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.772 2022.3.5  

「 引退(1) 」

今回は「引退」についてのご報告です。
…と書くと何やら重苦しく聞こえますが、実は私この度ゴルフを正式に引退致しました。
「そう言えば最近のブログにゴルフの話題が全然出て来ませんね。」と時々言われますが、調べてみると結果として私の引退試合となったのは2019年5月25日に会社のコンペで行ったきさいちカントリークラブ、因みにその日のスコアは115、有終の美と言うには程遠かったです(苦笑)。
正式に引退試合やセレモニーをやらず、いつの間にかリングを下りたプロレスラーは数多くいますが、私もその時点でまさかその日が最後のコースになるとは思っていませんでした。
その年の12月8日にも社内コンペがありましたがこちらは所用で欠席し、ご承知のように年が明けるとコロナ禍に突入、社内コンペも現在まで休止状態が続いておりもう3年近くクラブを握っておらず、流石にこれだけ期間が空いてしまうと今更やろうと言う気力も湧かず引退を決意した次第です。
実はちょうど1年ぐらい前にそろそろコロナも落ち着きそうだし(見通しが甘かった!)コンペが再開した時に備えて久々に練習に行こうと重い腰を上げました。

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 我が青春の場所?見る影もない更地に…

かつてよく通った馴染みの練習場に到着したら綺麗な更地となっていて唖然としました。後で聞いたところではコロナ禍が原因かは定かではありませんがその半年も前(2020年6月末)に閉鎖したとの事でしたが、通算25年も通った我が青春の思い出の地?が無くなった事も引退の気持ちを後押ししました。

私がゴルフを始めたのは1994年、タミヤに入社した翌年でした。
そもそもゴルフに関心があったわけでもないのに(プロレス以外にキョーミねえ 笑)始めた理由は、当時は業界にゴルフ好きが多く当社でもメーカーさんを呼んで華々しくコンペをやっていましたし(後に社内のみに規模縮小)、これから仕事上のお付き合いで取引先や同業者との機会が増える事が予想されたからで、言わば仕事の一環でした。
思えば最後まで趣味と堂々と胸を張って言える程熱中しなかった事が上達しなかった最大の理由と自分でも痛感(苦笑)、やはり「好きこそものの上手なれ」ですよ。

親父のお古のクラブセットを貰い、初めて社内コンペに参加する為何度か練習に行きましたが、いくら社内とは言え初コースがコンペでは荷が重かろうと少しでも場慣れする意味で親父が京都の美加ノ原に連れて行ってくれ、これが私のコースデビューとなりました。
練習場では曲りなりにもクラブにボールが当たりそれなりに飛んでいたので何とかなるだろうと思っていましたが現実はそんなに甘くない、ミスショットや空振りの連発でとてもゴルフにならず…正確にスコアも数えないゴマメ状態でしたが、恐らく200以上は叩いていたでしょう(苦笑)、心身ともにボロボロでコースと練習場の違いを痛感しました。
そんな調子でしたからコンペ本番も推して知るべし、正確なスコアは忘れましたが(150ぐらい?)ぶっちぎりでメーカー賞(最下位)を頂いた事は覚えています。

皆から笑われ「おまえには才能が無いんじゃ!」と親父からダメだしされ、私の闘魂に火が付きました。よ〜し、それなら半年後の次回コンペで優勝して皆をあっと驚かせ見返してやろうと心に誓いました。
悔しさこそ飛躍のバネ、ここで腐らず一念発起するところが私の長所(自分で言うな 笑!)、これぞ猪木イズムです。
当時の社内コンペはハンディ制で初心者&最下位の私にはなんと40ものハンディがついており、これで優勝しても誉められたものでないのはわかっているものの、この際見栄を張っている場合ではありません。
このハンディなら下手すりゃ150を120ぐらいに縮めるだけでも優勝の可能性は十分ですがそこは私のプライド、どうせならグロスで100を切ってVを飾ると言う壮大な野望、これをわずか半年で実現できればまさしく和製アメリカンドリーム(ロッキー羽田!)ですよ。

夢を現実にするにはとにかく努力、それから仕事帰りに前述の会社近くの練習場に毎日毎日通い詰める日々が始まりました。
谷津嘉章さんの名言「三十路の青春」では無いですが私も若かった(笑)、平日のみならず休みの土曜日や日曜日も可能な限り出かけて行き、一日二回行った事すらあったのですから、この時期が人生で一番燃えて練習していました。
勿論そのモチベーションの元となったのは何が何でも目標を達成しようと言う気概、これは仕事にも通じる事ですが、具体的に目標と期限を明確に設定するのは本当に良い事です。
いや〜、このブログはほんとにためになるなあ(笑)。
期間があると言っても半年なんて長いようであっと言う間、私も無意識のうちに焦っていたのでしょう、ついついオーバーワークになってしまい、思わぬアクシデントに見舞われ奈落の底に叩き起こされます…。

(次回へ続く)
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