 ♪ インドの山奥で修行して〜 ♪
なつかしい「レインボーマン」の主題歌（←知ってる？）でのスタートですが既報どおり、3月11〜18日の日程で日本小売業協会が主催する「第5回インド最新流通視察ツアー」に行ってきました。
元々は2010年の11月、流通システム研究会の主催でインド視察へ行く予定だったのですが、直前にインドで耐性菌が発生したと新聞で報道されて、皆びびってしまいあえなく中止となってしまいました。
因みに同じ11月にはアメリカのオバマ大統領がインドを視察したそうです。
オバマが行って何で我々が中止するのかわけがわかりませんが、リスクは一切とらないと言う日本人特有の保守的な面がもろに出てしまいました。
そんな時に日本小売業協会という団体が毎年インド視察を定例化している事を知り、非会員でも参加は可能との事だったので、思いきって2011年3月27〜4月3日の第4回目となる同ツアーに申し込んだのです。
出発の直前に東京で事前説明会があるという連絡を貰ったのですが、それだけで東京まで出向くのも辛いのでそちらはパスして資料を送ってもらう事にしたのですが…行かなくて正解でした。
その説明会の日が3月11日、そう、あの悪夢の大震災の日だったのです！
あの日もし東京に行ってたら野宿は確実だったでしょう。いや〜、危なかった…。
それはともかく視察が中止になる可能性を危惧してすぐに主催者に確認の連絡を入れたところ、今のところ実施の予定との返事だったので少しほっとしました。
しかし状況が状況だけにまだまだ予断を許しません。
それからは毎日、いつ中止の連絡が来るかとびくびくしながら過ごしていました。
震災の日から一週間が過ぎても何の連絡もないので、やれやれ取り越し苦労かと思った3月18日、悪夢の電話が入ったのです。
聞けば主催者はあくまで予定通り実施するつもりだったのですが参加予定者からキャンセルが続出、私を含めわずか5〜6人になってしまい、これではとても成り立たないと断腸の思いで中止を決定したのだそうです。
出発わずか9日前の知らせにへなへなと座り込みそうになりました。
未曾有の大災害が起こったのですから仕方がないとは言え本当に気が抜けましたよ。
結局、このインド視察は8月21〜28日に延期となりました。
気をとりなおして参加するつもりでいたのですが、ああ何と言う事でしょう、今度は私の都合が悪くなったのです。
8月27日、日本武道館と両国国技館でプロレス・オールスター戦とも言える真夏の興行戦争が電撃決定！（FILE No.237〜241「8･26プロレス夢のオールスター戦」参照）、よりにもよってインド行きの仕切り直しの日程と重なってしまうとは私とインドはよくよく相性が悪いのでしょうか…。
かなり迷いましたがやはりこれほどのビッグマッチを見逃す事はできませんし、インドは来年には必ず行けると自分に言い聞かせて泣く泣く断念、IGF8･27両国大会を選択したのでした。
尚、この8月にはムンバイで爆弾テロ事件が起こったそうです。
ひょっとして今回も延期か、と心配（期待？）していたのですが、私が行けない時に限って何の問題もなく挙行され何とも複雑な心境でした。
紆余曲折の末、通算4度目のチャレンジでようやく実現したインド行き、本当に長い道程でした。
流石に三度も流れると信心深い？私としては神様が止めているのでは思ってしまいます。回りからも散々脅され、何か不測の事態が起こるのでは、無事出発できても飛行機が落ちるのではとびびってました。
しかし何でそんなに私はインドに執着したのでしょうか。
別にこれと言って理由はないのですがインドは近い将来、人口で中国をも追い抜いて世界第二位の経済大国となる事は確実と言われています。
つまり、文字通り世界最大の流通マーケットと化すわけで今のうちから視察しておく事は非常に有意義だと思うからです。
それに何と言ってもインドは、タイガー・ジェット･シン（FILE No.247〜251「新宿伊勢丹前事件」参照）の祖国ですからね（笑）！
あらら、前フリばかり長くなってしまいましたが未知なる国、インドでは果たして何が待ち受けていたのか？ さあ、来週の「経営日誌」、みんなで見よう！
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| （次回へつづく） |
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