うだるような暑さが続く毎日、今回は7月の総集編です。
5日、エディオン伊丹店にて華名選手のトークショーがありました。
場内アナウンスがひっきりなしに流れているやかましい店内という珍しい場所でのイベントですがトークの観覧は無料、但しサイン&記念撮影はソフトバンクに加入しなきゃダメって、いらね〜よ(苦笑)! でもノートン製品を買ってもOKというので一番安いモバイルセキュリティ(1900円)を買いましたわ。ちょうどスマホ買い換えるところだったので良いタイミングでした。
観衆は20人ほどで質問コーナーがありましたが、なかなか誰も手を上げないので私が質問させて頂きました。
華名選手は先頃、後楽園ホールでの自主興行を成功させたばかりだったので「自主興行ってどのぐらい儲かるのですか?」と聞くと
「お客さんが満員になると皆儲かっていると思って、出場した選手たちもギャラを上げてくれって言ってくるんですけど見た目程儲からないですよ。だからスポンサーの皆さん、協賛お願いします」 華名さんはやはり大阪商人です(笑)!
翌日には淀川区の区民センターで昼はJWP女子、夜はOSAKA女子の試合があるのでその告知もありました。記念撮影会の途中にこの日司会を務めた救世忍者乱丸選手と少しおしゃべりをして「明日のような場合、会場代は2つの団体で折半するんですよね?」と尋ねると「さっきからそんな質問ばかりしてますけど、ひょっとして興行を打ちたいのですか?」と逆質問されました。
こちとら商売人のはしくれなもので、そういう事がつい気になってしまうんですよね〜。
(華名トークイベントの模様はこちらをクリック)
そして翌6日、この日はあいにくの雨でしたが昼1時と夜6時の同一会場での昼夜連続興行、華名選手は両方に出場するダブルヘッダーとなります。
しかも2試合とも嬉しい事にシングルマッチですよ! 選手は大変でしょうが 折角行ってもお目当ての選手が新日本プロレスが地方でよくやるような8人タッグマッチとか、もっとひどいのになると10人タッグなんかに出場だとホント、観戦意欲なくなりますからねえ…。
初めて訪れた淀川区民センターは阪急の十三駅から10分ほどの小さな会場でした。
昼夜とも華名選手の試合はセミファイナルに組まれましたが、それまでの前座は客席から笑いが起こるようなコミカルな試合が続き、それはそれで良いのですが流石、華名の試合になると会場の雰囲気が変わるのがわかりました。この心地よい緊張感こそライブプロレスの醍醐味、試合も贔屓目抜きで昼夜ともこの日のベストバウトでした。
(昼の部・JWP女子プロレスはこちらをクリック)
(夜の部・OSAKA女子プロレスはこちらをクリック)
12日は大阪の舞洲アリーナにて世界最大のプロレス団体、WWEの日本公演です。
年に一度日本にやって来るWWEですが大阪での開催は実に10年ぶり、静岡からわざわざ山北麻文くんも観戦の為にご来阪しました(あんたも好きねえ 笑)。
バスでしかたどり着けない不便な場所にある舞洲アリーナですが、多くの若者が詰めかけてなかなかの盛況、果たしてこの若者たちのうちどれぐらいが日本のプロレスも観ているのでしょうか?
写真は会場入りする客の群れですが、皆何故か会場と反対側に向けて並んでいます。
実はこれ、行列が長すぎて会場を離れぐるっと一周回る程の凄い行列なのです。おかげで暑い中、館内に入るだけで30分かかりました。
試合こそしないものの、この日の主役はアントニオ猪木をKO、病院送りにした男(FILE No.276,277参照)、超人ハルク・ホーガンでした。
入場とマイク、おなじみのポーズだけで観衆を掌に乗せて魅了してしまうのですからまさしくリビングレジェンド(生きる伝説)、還暦だというのにTシャツを破ってむき出しになった上半身は、いや〜、相変わらず素晴らしい筋肉!私もホーガンに負けず肉体改造に勤しみます(笑)。
うちの営業が教えてくれたのですがこの前日、某お得意先の担当の方が出張中に東京ドームホテルのロビーでホーガンを目撃したそうで、そのオーラに圧倒されたとか…。
黒服のSPが5人も周りを取り囲んで物々しい雰囲気だったそうです。
この30年で全米マット界を事実上統一し、世界進出を果たしたWWEですがその牽引役となったのがホーガンです。
日本にいる私たちにはピンと来ませんが今やホーガンは全米では日本のアントニオ猪木、いやもっと言えば往年の力道山に匹敵するぐらいの国民的英雄、カリスマ的存在、そんな超人を生で拝めるとは、いや〜ありがたやありがたや。
私はここ10年以上WWEの情報をチェックしていなかった為(日本のプロレスだけでも情報過多でキャパオーバーだよ!)、ストーリーラインも選手の顔と名前もろくに一致しない浦島太郎状態での観戦でしたので、これから久しぶりにWWEをもっと勉強して日を改めてテーマに取り上げたいと思っています。
翌13日はIGF博多大会の観戦に出かけました。会場は年に一度訪れる福岡国際センターです。
前夜九州出身の山北くんに福岡でのプロレスの歴史を教えてもらいましたが、この国際センターでもハンセン、ブロディ組vsマスカラス兄弟(83年)、年間ベストバウトを獲得した武藤vs天龍のIWGP戦(99年)など有名な試合が数多く行われて来ました。
国際センターの隣りには福岡サンパレスホテル&ホールが横並びであるのですが、こちらではよりにもよって太田裕美さんが出演するコンサートが行われたのです!
IGFは17時、コンサートは17時半開始、折角目と鼻の先なのにこれじゃハシゴもできませんわ(涙)。 ま、ジョイントコンサートだし、どうせこの二日後ソロコンサート(ディナーショー)に行くからいいか、と諦めましたが出演者には松山千春の名も…。千春の歌は一度生で聴きたかったですね。
さて、この日のIGFですが猪木さんは北朝鮮訪朝中の為残念ながら欠席、しかし現地からビデオメッセージを送って下さいました。
「皆さん料理はお得意でしょうか? 包丁(訪朝)がなければ料理は作れない。」と北朝鮮でもアントンギャグ全開(笑)。
今月末には北朝鮮の首都平壌で一大プロレスイベントも開催されます。私は残念ながら別の海外視察の予定が入っている事もあって参加できませんが、少しずつ進みつつあると言われながらも未だ膠着気味の日朝関係に風穴が開けられると良いですね。
この日は試合はIGFに新入団した橋本大地が初試合で藤田和之の胸を借りたものの、わずか2分、パワーボム一発で秒殺の完全KO! IGFマットの厳しさを見せつける結果となりました。
博多からの帰り、8時の新幹線に飛び乗ろうとした時ホームで広島の某同業(と言ってもコップ屋さん)の社長さんとばったり! 聞けば数日前からの沖縄出張の帰りだそうで(ご苦労様です)。同じ新幹線で広島で下車されるまでの間、お隣で退屈せずに済みました。
さて、15日は伊丹シティホテルにて太田裕美さんのディナーショーです。
実は私、ディナーショーなるもの初めての経験でしたが、二日前には聴き逃した裕美さんの歌声をたっぷりと味わうつもりで会場へ向かいました。
でもディナーショーってチケット代はやたら高いし、本音を言えば料理なしで歌だけ聴かせて欲しいのですけどね〜。
この日は2部構成で、ディナーが約1時間、その後コンサートが約1時間半という段取りでこれが計2度行われます。
私が行ったのは1部でしたが、流石に1、2部両方行ったという強者(つわもの)はいなかったでしょうね。歌だけなら二回聴けますが、同じ料理を二回続けては食べられない(笑)。
会場は10人がけの丸テーブルが33個配置されており、ラッキーな事に私は一番前(ステージ側)のテーブルでした。 33個×10人×2部だから客数は総勢660人、チケットは一人19,000円なので一晩で1,2540,000円のお金が動くのか…。
裕美さんのギャラがおいくらかはわかりませんがいずれにせよホテル側はボロ儲けですな。
あっ、また商売人の癖が出てしまいました(笑)。
アンコール後のラスト曲はやはりこれを聴かなきゃ終われないというわけで「木綿のハンカチーフ」、何と裕美さん、「皆さんと一緒に歌いたいと思います。」と突如ステージから降りて、私のテーブルまでやって来たのです! 裕美さんがマイクを差し向けたのは私の隣りの席のおじさん、どうせなら私に歌わせてくれ!!
しかし突如マイクを向けられたそのおじさん、しっかり歌詞を間違ってました(笑)。
でも私も突然裕美さんからマイクを向けられたら緊張して舞い上がってとても歌えなかったでしょうねえ…。
食事の方も美味しく頂きましたが、読者の皆様には写真をお届けしますのでしっかり目の保養をしてお茶漬けをお召し上がりください(笑)。
19日は大阪府立体育館の第二競技場にて一年ぶりの開催、レジェンド・オブ・ザ・プロレスリング!
主役は勿論、藤波&長州&初代タイガーマスクのかつてゴールデンタイムの主役を務めた金曜夜8時(通称・金八)トリオでした。
この日はタイガーが足を負傷していた為、相手側からそこを集中攻撃される一方的な展開 となり苦戦したレジェンドトリオでしたが、もうこの3人に関してはリングに上がってくれるだけで十分絵になりますね。
そして昨年11月に正式デビューした藤波2世、LEONA選手も出場、デビュー戦の相手でもあった船木誠勝選手に胸を借りました。
この日のメインはかつてのゴールデンタイム時代のレジェンド達でしたがLEONAといい、先日の橋本大地といい、少しずつマット界も2世が活躍する時代になった事を実感しました。
(レジェンド大阪大会はこちらをクリック)
7月は華名の女子プロレス、WWEのエンタメプロレス、IGFの格闘プロレス、レジェンドのレトロプロレスと様々なスタイルのプロレスを楽しんできました。いや〜、プロレスって奥が深いですね〜。
…しかし、一ヶ月を振り返るこの「○月の行事」というシリーズ、元々はその月にあった会合とか出張とかをまとめてレポートする主旨で始めたはずですが(初期の頃はそうでした)今やすっかりプロレス&エンタメ一色(笑)!
しかしまだまだ7月のネタはこんなものでは終わらない、7月最大の天王山は一気に北上して次回お届けしますのでお楽しみに〜!
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(次回へつづく) |
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