包装資材の専門商社 タミヤ

ホーム タミヤのチカラ 商品ラインナップ 環境保全活動 会社情報 お問い合わせ

会社情報

Home > 会社情報 > 社長の経営日誌
会社概要
主要販売・仕入先
社長の日誌

社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.656 2019.12.14  

「 エジプト&モロッコ最新流通視察(1) 」

〜 モロッコ編 〜

今年もあと二週間、すっかり寒くなりましたが今回は先月久々に行ってきた海外流通視察の模様をお届け致します。
行き先はなんと…アフリカ! 最北端のモロッコからエジプトを周るツアーでしたが、 特にずっと昔から行きたいと思っていたエジプトに行ける事になり感無量でした。
2012年、大阪でツタンカーメン展を見学した時(FILE No.283参照)に「いつになるかわからないが、いつか必ずエジプト行きを実現させる」と結んでいますが、7年後にとうとう夢が叶いましたよ(涙)。

出発日は11月2日で、関西から経由地のドバイへ向かう方法もありましたがどうせ出発は夜だし土曜日の東京はイベント満載とあって敢えて成田発にして頂きました。
私以外の視察参加者は全員東京の方なので一緒に行く方が安心ですし(笑)。

先ずは翌3日に両国国技館でビッグマッチを行うDDTが両国KFCホールにて開催した前夜祭イベントに行ったら売店ではこの日から赤井沙希ちゃんの抱き枕カバーが発売されていました。しかしこんなグッズ買っても、とても家にも事務所にも置いておけないよ(苦笑)。同じ理由でかつて愛川ゆず季や森咲智美の抱き枕も買わなかった私ですが、よく見ると今回は中身なしのカバーだけの販売、これならタペストリーとしても飾れるし折りたたんで収納しておけるとあって(言い訳)購入致しました。
嬉しい事にこの日も沙希ちゃんのチェキ会があり、しかもコスチューム姿!
その後のサイン会では今夜から渡航で明日の両国大会は行けない旨を詫びると「あ〜、売店の売り上げが下がっちゃう」(苦笑)…沙希ちゃんは正直者です!
尚、この日は東京女子ブースで沙希様のチェキ会もあり二度美味しいイベントでした。
終了後はダッシュで巣鴨に移動、闘道館での前田日明さんのトークイベントに参加しました。
今回は今時にしては珍しく敢えてツーショットもサイン会も無しでトークに徹するイベントでしたがそれでも会場は超満員で改めて前田さんの根強い人気を痛感しました。
それに終了後数人のファンで出待ちしていたら気さくに写真も撮らせて頂けましたよ。
赤井沙希ちゃん&沙希様 ツーショット集 こちらをクリック
この日の豪華ツーショット集 こちらをクリック


前田さんを見送った後、予め闘道館さんに預かって頂いていたスーツケースを持って成田空港に21時に集合しました。
今回の参加者は毎度お馴染みの視察企画者・近江さんに私を含めても5名と少数、しかし過去何度も海外にご一緒した人ばかりで気心がしれており、私以外は皆様英語も堪能とあって今回ほど安心かつ良い意味で緊張感の薄いツアーも珍しかったです。
おまけに皆様の政治力や情報力でエジプトのカイロではジェトロ(日本貿易進出機構)、日本大使館のアポイントや見学するスーパーやモールのリストアップもばっちり、そう、我々は物見遊山の観光に行くのではありません、あくまで視察に行くのです(笑)!

23時発のエミレーツ便に搭乗してドバイを経由し約24時間かけてモロッコのカサブランカに到着しました。
時差は日本より8時間遅れで3日の14時、さらにそこからバスで242km走って今夜の宿・マラケシュのホテルに着いたのはもう18時、くたくただったので食事の後はすぐにバタンキュー、と言っても時差ボケなので睡眠薬を飲んで無理矢理寝ました。

翌4日はバスで片道4時間(約200km)かけてカスバ街最大の町ワルザザートへの日帰りツアー、現地ガイドを入れても6人の少数に対し、そこそこ大き目のバスを用意してくれたので、これ幸いと後部のシートに横になってゆっくり寝ようと思いましたが、道路があまりにガタガタなので上下左右に飛び跳ねそうなぐらいに揺れまくりおちおち寝てられやしませんでした。マジで熟睡していたら転げ落ちていたでしょう。
11時半頃、目的地である世界遺産アイット・ベン・ハドゥに到着しました。
モロッコで一番美しい村と讃えられるこの地、おや、何処かで見た景色?
すぐに連想したのが「ウルトラマン」第7話「バラージの青い石」の舞台となった伝説の街・バラージでした。

古い言い伝えの中に出てくるバラージは、「旧約聖書」でノアの箱舟がたどりついたとされるアララト山のふもとにあります。かつてはシルクロードの交易地として栄えたものの、今では地図にも載っていない謎の街で、学者の中にはバラージは実在しないとまで言う人もいるとの事です。
バラージにある時から人が来なくなり、一旦街を出ていった人も二度と戻って来なくなり、いつしか老人ばかりのゴーストタウンと化した元凶は近隣に磁力怪獣アントラーが棲み着いた事でした。
バラージを訪ねた科学特捜隊の面々はここで女王チャータムに会い、今から5000年前、最初にアントラーがバラージを襲った時、天空よりノアの神が舞い降りこれを撃退したと言う伝説を聞きます。
チャータムが案内したノアの神の石像、それはウルトラマンそのものでした。
5000年前にも地球を訪れ、その時も人類の為に戦ってくれていたウルトラマン、ノアは実は宇宙人だったのです。
そして石像の手にはかつてノアの神(ウルトラマン)が持ってきたとされる、魔除けの青い石が乗っていました。
やがて再びアントラーが来襲、ハヤタ隊員はウルトラマンに変身し(チャータムはじめバラージの民衆は「ノアの神!」と座礼)迎え撃ちますが、スペシウム光線をもはね返すアントラーのパワーに大苦戦を強いられます。
その時チャータムにノアの神からのお告げ(ウルトラマンからのテレパシー)があり、チャータムに青い石を渡されたムラマツ隊長がそれをアントラーに投げると流石のアントラーも絶命しました。
事件は解決し、ムラマツが「青い石は無くなったがこれでバラージにも昔のように人々が集まり、平和が蘇るでしょう。」と言うと、チャータムは寂しげな表情で頭(かぶり)を振りました。
「バラージに続く道は遠い昔、砂に埋まりました。もし旅人が立ち寄ってもこの街を蜃気楼と思うでしょう。でも私達はここを離れません。みんなの心の中でバラージは生きているのです…。」
バラージを去る科学特捜隊の面々、ムラマツは街を振り返ってこう呟きます。
「蜃気楼の街か。また一つ地上から都が滅んでいく。だが我々はどうする事も出来ない…。」
この稿を書くにあたり今回久しぶりにじっくり観直しましたが、実にシュールな名作でした。
す、すみません、モロッコがいつの間にかウルトラマンの話になっていますが(笑)、ほんとにここ、バラージのイメージそのものと言いたかったのです!
流石にウルトラマンの石像はありませんでしたが(当たり前だ!)露天では青い石を発見しましたよ(笑)。

翌5日はマラケシュにて、サアード朝の墳墓群、バヒア宮殿、クトゥビア・モスク、スーク(市場)などを見学しました。
昼食には、地元の名物料理であるタジンを頂きましたが、やはり日本人にはポン酢で食べる日本のタジン鍋が最適です(苦笑)。
ここモロッコはイスラム教による戒律の厳しい国ゆえ、お酒と豚肉は高級ホテル内のお店などごく一部を除いては飲食不可、スーパーの売り場にもノンアルコールビールしか置いていませんでした。森咲智美ちゃんのように毎晩飲んでいる人はこの国では一日と持たない事でしょう(笑)。
昼食後はマラケシュを後にして約240km、今宵の宿であるカサブランカへと移動しました。

6日はモロッコ最終日、朝からカサブランカにて海に面したアフリカ最大のハッサン2世モスクや近隣のスーパーを見学、13時50分発のエジプト航空機に乗って約5時間、 エジプトの首都カイロへと向かいました。
11月4〜6日 モロッコ編ダイジェストはこちらをクリック

次回は視察後半、エジプト編をお届けします。

(次回へ続く)
<過去の日記>
サイトマップご利用にあたってプライバシーポリシー

(c) 2007 TAMIYA.Ltd