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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
 FILE No.437 2015.8.29

「 アクシデント 」

まずはすっかり恒例となったテレビの話題からで、今月は「花咲舞が黙ってない」の第1シリーズを視聴しました。
「半沢直樹」「ルーズヴェルトゲーム」と同じ池井戸潤さんの作品ですが、タイミングが悪い事に只今テレビでは第2シリーズがオンエア中です。
私の事だから1の後は間髪入れず2を観たくなるのは間違いないですが、2の途中から入るのは不本意なので一瞬躊躇しました。
しかしオンエア終了&DVD化までとても待ちきれないし、「相棒」のように基本的に1話完結の物語につき、途中からでもすんなり入れそうなので視聴を開始したのです。
このブログがアップされる頃には既に1を制覇、世間様に追いついて2をリアルタイムで楽しんでいる事でしょう。社内では「お言葉を返すようですが…」(花咲舞の決め台詞)を連発しているかもしれません(笑)。

さて8月ももう終わり、今月最後の更新はこの夏、私に起こった間抜けなお話をご披露しなければなりません。
あれは丁度一ヶ月前となる7月28日の事、大阪はその日も酷い猛暑で日中の日差しの強さはまともに目も開けていられないほどでした。
その頃多い時は週三回のペースでスポーツジムに通っており、その日も暑い中ジムに到着しました。

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 「またぐなよ!」こいつをまたいだのが運の尽き…

ジムの入っているビルの1Fにはいつも駐車禁止の目印のカラーコーンと言うか三角コーン(写真)が備えつけてあるのですが、横着してそれをまたいで越えようとしたところ、もう片方の足が引っかかって派手に転倒してしまったのです。
アスファルトの道路上に左の手首から叩きつけられて痛かった事!
通行人にはじろじろ見られるし本当にかっこ悪い…後でよく見ると別段高さがあるわけでもないのに、あまりの暑さでよほどぼんやりしていたんでしょうね(←言い訳)。
皆には「もう歳だから」とからかわれるし、長州力に「またぐなよ!」と止めて欲しかったです(←わかる?)。

そのままジムに行って運動、但し左手首が痛いのでバーベルは使えず下半身トレを中心に行って、家に帰ってから湿布を貼りました。
寝ている状態から起き上がろうとする時など手首に負荷をかけたり、親指の下の部分を指で押した時はかなり痛みがあったものの普通の状態では平気で、ぶらぶらと動かす事もできたのでこの時点でまさかそんなに大事とは思いませんでした。

それから一週間、毎日湿布を貼り替えて様子を見ていましたが前述の痛みは引かず、8月6日、念の為整形外科に行きました。
診察室に入り自分の状態を話すと先生、開口一番恐ろしい事を口にしました。
シュウジョウコツを骨折している可能性がありますね。もしそうなら手術が必要です。」
ガーン! 全く予想もしていなかった言葉に耳を疑いました。
シュウジョウコツ!? あまり聞きなれない名前ですが舟状骨とは手と足にある骨で、手の舟状骨は手首の親指側、指で手首を押さえた時にできる少しくぼんだ部分の奥にあるそうです。
スポーツや交通事故など、転んで手首を強く地面に叩きつけた時に起こりやすいのが舟状骨骨折で、私の症状はまさにどんぴしゃりとの事でした。
その場合ギブスより手術をする方が遙かに回復が早いのですが、舟状骨骨折の厄介なところはレントゲンに写りにくい事で、私のように骨折に気づかず治療が遅れるケースが多いそうです。
早速レントゲン写真を撮りましたが、案の定写真では骨折が判別できませんでした。
明日MRI撮影に来られないか?と言われたのですが翌日の金曜日は予定が一杯、しかし土日を挟むと来週になってしまいます。
先生が「どうしても来週になる場合は今この場で応急処置でギブスで固めるしかない、既に一週間無駄にしているので一日でも早い方が良い」と脅す?ので私もだんだん恐ろしくなってきて急遽予定を変更、翌日MRI撮影の予約をしました。
撮影の結果、もし折れていたらやはりネジ(ボルト)を入れる手術が必要との事で、言葉を失う私に先生は気休めで「ひょっとしたら私の取り越し苦労で、捻挫かもしれませんが。」と言ってくれましたが、「一週間も過ぎて痛みが引かないのはやはりおかしい。」と付け加える事も忘れませんでした。
全ては翌日…帰ってからネットで自分で色々と調べているうちに、ああ間違いない、やはり舟状骨骨折だと確信するに至りました。
私にとって最大の問題は8月26日〜9月5日まで昨年に続いてヨーロッパの物流&流通の視察の予定が入っていた事です。
(FILE No.391394「欧州最新流通&物流システム視察」参照)
手術となるのはほぼ確実でしたが、そうなったら無事渡航できるのか…?

運命の翌8月7日、生まれて初めてMRI撮影を体験しました。
手首を固定してタイムカプセルを思わせるマシーンの中に入って約20分、気持ちよくてすっかり寝込んでいるうちに撮影終了、さあ、いよいよ結果が分かります。
診察室に呼ばれMRI写真を見せてもらいましたが、ああ、やはり見事に舟状骨が折れているとの事でした。
これじゃあいくら湿布を貼っても治らないはずですよ。しかもこの一週間、骨折したまま筋トレをしていた(計3回も)のですから我ながら恐ろしい…。
とうとう手術決定!? 覚悟を決めた私ですが先生の口からまたもや意外な言葉が出ました。「これは手術が不可能な場所なので、ギブスで治すしかありません。」
先生は手術した方が早いのにとしきりに残念がっていましたが、想定外の展開に戸惑いました。「仮面ライダー」世代で子供の頃、大きくなったら自分も改造手術を受けたいと本気で思っていた私としては、どうせならネジを入れる手術が良かったのですが(笑)。
(そうなっていたら今回のタイトルは間違いなく「改造手術」になっていたでしょう。)
かくしてその場で私の左手は固められ、小学生の時に右足を折って以来のギブス生活に突入したのでした。

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 ギブスで固定された左腕

写真のように親指以外の指は自由で、三角巾で吊らなくても良いので一応軽い荷物なら左手で持つ事もできますし、何より利き腕でなかった事が幸いでした。
それでもやはり何かと不自由で、暑い時期なのでむれて気持ち悪いし、いつになったらはずせる事やら…会う人ごとに「どうしたんですか!?」と聞かれていちいち説明するのが面倒くさいので、いっその事世をはかなんでのリストカット未遂と言う事にしておきましょうか(笑)。
しかし困ったのが、この時点で約二週間後に迫っていた前述の海外視察です。
先生に相談したら「う〜ん、止める理由はありませんが、その日までにギブスがはずれる(治る)事はまずありません。ま、自己判断ですね。」と言われました。
迷いましたが、実質的に片手状態でスーツケースなど重い荷物を持ってのハードな移動はかなり辛い…周りの人に迷惑をかけても申し訳ないので、無念のキャンセルとなりました(しっかりキャンセル料取られたぜ! 涙)。

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 幻に終わった欧州視察…
タイトル長過ぎ(笑)

因みに今年のツアーはベルギー、フランス、スペインの3カ国を回って、前回の物流&流通に加えワイン工場、有機農場、チョコレート工場や水産、食肉加工場を見学する超豪華版、送られてきたパンフレットを見ると「ヨーロッパ BIOアグリビジネス&アパレル・食品物流・流通最先端視察会」って、タイトル長すぎるぞ(笑)!
海外視察に関しては過去、土壇場でやれ中止だ、延期だと何度も振り回されて来ましたが、私の方の事情でドタキャンしたのは初めてのケースですよ。
まだ気が楽だったのは欧州視察は定番だけあって20人ぐらい集まっていた事でした。
これがかつてのブラジルや今年の南アフリカのように数人しかいないと、私の欠場が原因でツアーそのものが中止になりかねませんでした。
もっとも、ブラジルや南アのように一生に一度のチャンスの場所なら片手でも参加を強行していたでしょうが。
本来ならこのブログの更新日は海の向こうにいるはずだった私、恐らくまだギブスもとれていないでしょうねえ(これを書いているのはお盆休み中)…。
旅行メンバーの方々とは9月にお会いする機会がありますので、せいぜい土産話(自慢話?)を楽しみにしていますが、旅行中のブログを書き貯めしておかなければと言うプレッシャーからは解放されたのは良いものの、新たな問題に直面しました。
ブログのテーマは実は結構先までネタを仕込んでいるのが常で、9月中盤からは海外編で3回ぐらい引っ張るつもりだったのが大幅な軌道修正を余儀なくされたからです。
内心大慌てですが、熱狂的ファンの皆様の期待を裏切らないようにしますので今後の展開をお楽しみに…何方か面白いネタを提供して下さい!

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