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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.657 2019.12.21  

「 エジプト&モロッコ最新流通視察(2) 」

〜 エジプト編 〜

(前回からの続き)

先週に続いての海外編、舞台はモロッコからエジプトへと変わります。
しかし前回のモロッコ編を改めて読み返すと酷いね〜、半分ぐらいはプロレス&ウルトラマンネタで後は写真を羅列すると言う手抜きぶり、これのどこが海外視察レポートだよ(笑)!? すみません、これでも一生懸命書いたのですと言い訳し、気を引き締めて後編に入ります。
渡航当日、集合した成田で同行のほぼ毎回ご一緒している方から「田宮さん、今回エジプトにどうしても行きたかった理由は何?」と質問されたので、
「ピラミッドが見たかったから。」「スフィンクスが見たかったから。」「ツタンカーメンが見たかったから。」と答えると「うん、今回はまともな理由だな。」
ど〜いう意味だ!?毎回まともですが(苦笑)。

11月7日は今回のハイライト、一生に一度はこの目で観たかったピラミッドに行って来ました!
3年前にメキシコのティオティワカンのピラミッドも観ましたが
(FILE No.497499参照)やはりスケールが全然違います。
果たして人類は4500年以上も前にこんなとてつもないものをどうやって作ったのか?
諸説あるようですが、私は断然宇宙人が円盤で石を運んだ説を支持します。
前回書いたように出発当日、DDTのイベント会場で赤井沙希ちゃん抱き枕カバー(タペストリー)を購入した私、当然ながらそのまま折りたたんでスーツケースに入れて持って来ましたので、折角ならとピラミッドでそれを持って記念写真を撮りました(ああ、日本の恥)。メキシコの時はマスカラスのマスクを被って遊んでいたし、我ながらやっている事は全然進歩していません(笑)。
後でガイドさんから注意されたのですが、ピラミッドの前で商業用ポスターなどを持って写真や映像を撮ると罰金対象となる可能性があるそうで(汗)。
帰国後、その写真を見た沙希ちゃん大笑いで(呆れて?)「エジプトなんて行った事ないから、あの子(枕カバー)だけでも行けて良かった!」との事でした(笑)。
皆でラクダに乗って砂漠の旅人気分を味わった後はスフィンクスを見学、ギリシャ神話の一つにある、フェキオン山に棲むスフィンクスの話を思い出しました。
この怪物は何故かなぞなぞが大好き、通りがかる旅人に問題を出して答えられないと食い殺してしまったそうで、出題するのが「朝は四本足、昼は二本足、夜になると三本足となる生き物は何?」
オイディプスという旅人がズバリ正答すると、スフィンクスは悲観して崖から飛び降り自殺(案外ナイーブな怪物だ 笑)するのですが、世界的に有名なこのなぞなぞ、皆様は正解出来るでしょうか?
答えは…人間!
人の一生を朝・昼・夜の一日に例え、四つん這いでハイハイしている幼少期は四本足、成長したら二本足、そして老後は杖をつくから三本足というわけです。
因みにガキの頃からなぞなぞ大好きだった私はこの問題を知っていましたが、近江さんは答えられず…スフィンクスが実在したら食い殺されていた事でしょう(笑)。

昼食はエジプト料理を頂き、15時半カイロ発のエジプト航空に乗って一時間、ルクソールに到着しました。
今宵のホテルはそこから車でさらに一時間ほどでしたが、嬉しい事にこのホテルにはモロッコでは皆無だった日本料理屋があり、早速繰り出しました。
モロッコでもエジプトでも連日地元料理ばかりではやはりストレスが溜まる、勿論場所が地球の裏側だけに“なんちゃって日本料理”でしたが、それでも味噌汁を飲んだら元気が回復して来るのを実感しました。やはり日本人には日本食が一番です。
11月7日のダイジェストはこちらをクリック

8日は朝7時と早めの出発、ナイル川を船で下り(懐かしやアガサ・クリスティーの名作「ナイルに死す」!)先ずはルクソールの西岸、ツタンカーメンが眠る王家の谷を訪れました。
遂に拝む事が出来たツタンカーメンのリアルミイラ、700年近くも経って原型を留めているのは驚異的です。
東岸に回ってカルナック神殿を見学したところで昼食は6年前に香港で食べて以来となるハト料理、食事を終えた13時にバスでルクソールを出発しました。
ここから今宵の宿であるアスワンへ約260kmの大移動、予定では3時間半で着くはずでしたが途中で思わぬハプニングに巻き込まれました。
盛大なパレードにぶつかってしまい、バスが動けなくなってしまったのです。
まだ記憶に新しい、昨年の渋谷のハロウィンのバカ騒ぎの中に迷い込んでしまった軽トラックと全く同じ状況、あの時のようにバス毎ひっくり返されてしまうのでは?と一瞬恐怖にかられました。実際、大騒ぎの民衆たちは皆珍し気にこちらを見て、中にはバンバンとガラス窓を叩く人もいます。勿論皆さん悪気があるわけでなく、親しみをこめて手を振ってくれているのですが、これだけの人に取り囲まれるとやはり怖い(苦笑)、ガイドさんの指示で窓のカーテンを一斉に閉めて大人しくしていました。
30分以上も超のろのろ運転が続きましたが、ようやくパレードの人の波から脱出成功、結局アスワンのホテルに到着したのは18時過ぎでした。
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9日は朝からファルーカと呼ばれる白い帆の船でナイル川を優雅に渡り、先ずはイシス神殿へ…おおっ、ここでも土産物屋で「バラージの青い石」を発見!アントラーに投げろ!(もういいっての 笑)
未完のオベリスクを見学後はレストランでの昼食タイム、エジプトもイスラム教による戒律が厳しい国ですが、モロッコに比べるとお酒が飲めるお店が多いようで、こちらもメニューにアルコール類があったので先ずはビール(日本人得意の「とりあえずビール!」)を注文しました。暑くて喉が渇いていたので一刻も早く飲みたかったのですが、これがいつまで待っても出て来ず、あまりの遅さに催促するも店員は曖昧な態度、そのうちに食事が先に出て来ました。
どうなってるの?とガイドさんに事情を聞いてもらったところ、お酒を保管している倉庫の扉の鍵をかけた店員がそのまま鍵を持って帰ってしまい、しかもそいつが本日休みだと!どうやら慌てて近所まで酒を調達に行っている模様です(苦笑)。
食事が終わりかけの頃、ビールの入ったレジ袋を抱えた店員が厨房に入っていくのが見えて、ようやくビールが出て来ましたが、さらに今度はバナナの袋を抱えた店員が厨房に入るのを目撃、暫くしたらそのバナナがデザートとして出て来ました。この店は注文貰ってから食材仕入れに行くのか(笑)!?
しかもそのバナナ、輪切りにしてトレーの上に並べただけで出て来る始末、それなら買ってきたままの状態で出しても変わらないのに、一応包丁でカットしたのはお店のプライドでしょうか(笑)?
コントのような展開に笑わせて貰った後はムークと呼ばれる市場を散策し、有名なアスワンハイダムを見学、18時10分の飛行機で一時間半、再びカイロへと戻って来ました。
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さて、いよいよ帰国日となる10日はジェトロ(日本貿易進出機構)、日本大使館の表敬訪問に加え、スーパーやモールを見学、最終日(のみ?笑)が最も視察らしい一日でした。
夕方にはカイロ空港に着いて19時20分のエミレーツでドバイへ、ドバイ着が日付けの変わった11日の深夜0時50分、関東組の皆様とお別れし3時発の関西直行便に乗りって無事帰国したのは夕方の17時過ぎでした。
疲れ切って入国手続きの列に並んでいると、係員が順番に何か紙を配布、何気なく目を通すと恐ろしい事が!?
「MERS(中東呼吸器症候群)が発生している中東諸国でラクダと接触した方は感染の可能性があります。ワクチンはありません。帰国後発熱、咳、下痢などの症状がある方は 速やかに保健所にご連絡下さい。」
しっかりラクダに乗って来た私はドキッ、そんなの渡航前に言えよ!
気のせいか帰国してからお腹が緩く喉もイガイガ…単なる長旅の疲れによるもので直ぐに回復してほっとしましたが、日頃から被害妄想気味なものでマジで数日間はビビっていました(苦笑)。
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7泊10日、それもモロッコのマラケシュでの最初の二泊だけが連泊で、後は毎晩ホテルが変わるというハードで慌ただしい旅行でしたが、モロッコもエジプトも来るのは恐らく一生に一度だと思っていましたので事故も無く楽しめて良かったです。
カイロのジェトロでお聞きした話によると、エジプトは首都を現在のカイロから200kmも離れた場所に移転する為の大規模建設が進んでいるとの事、何もない砂漠の真ん中に出来る新しい首都、一生一度と言いながらもそういう話を耳にするとまた行きたくなって来ました(笑)。
10年後か20年後になるのか…今回7年越しで夢が叶ったように、願い続ければいつか実現すると信じています。

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