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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.774 2022.3.19  

「 引退(3) 」

(前回からの続き)

社内コンペでの優勝を目指し猛特訓を積んだものの、思わぬ負傷アクシデントで挫折した私…歴史にIFはありませんが今冷静に振り返ると、もしあの時怪我をせず無事に出場出来ていたとしても、流石に優勝は荷が重かったように思います。
これは暫く後の話ですが、ある時レッスンプロの先生に「次回のコンペで100切れますかね?」と聞いてみました。
その頃は練習でかなり良い球を打てるようになっていたので、耳心地の良い言葉を期待していたら、先生から出たのは予想外の厳しい言葉でした。
「ゴルフはそんなに甘くないよ! 今は一から基本を身体に叩き込んでいる段階。順調に行ってもまだまだ2〜3年はかかるな。」
2〜3年と聞いて正直力が抜けましたが、その時指摘されたのが絶対的な実戦不足で、特にゴルフのように練習場と本番で全く環境が違うスポーツでは場数を踏まないと上達はあり得ないと言う事でした。

果たして先生の予言通り、私の優勝への道程は苦難を極めました。
前に書いたように初参加〜数回目までは初心者特典として40ものお恥ずかしいハンディを頂いていたので、この時期に恥も外聞もなく優勝を決めるべきでしたが、ある時優勝には手が届かなかったもののベスト3に入ってしまったのが逆に悲劇でした。
当社コンペの規定で上位3人は次からハンディを減らす事になっており、40がいきなり20に半減してしまったのです。
(減らすのは一度でも優勝の美酒に酔ってからにしてくれよ!)と天を仰いだものでしたが、つまりは中途半端に上達した為かえって優勝が遠のいてしまったのです。
かくして私が優勝の栄冠を勝ち取ったのはずっとずっと後の話、過去のブログを紐解くと大々的に取り上げていましたよ(笑)。
(FILE No.112「初優勝!」参照)
2009年5月31日の事ですから2〜3年どころか初参加から15年(!!)の長い苦難の道程でした。
当時も書いていますが、中西学のIWGPヘビー級初戴冠、橋本真也のG1クライマックス優勝並みの遅すぎた栄光、場所の記載が無いので何処だったかは覚えていませんが、スコアの方はグロスが106でハンディが15、ネットで91だったとの事、これで優勝出来てしまったのですから会全体のレベルも昔と比べ相当落ちていました(苦笑)。

習うより慣れろとはよく言ったもの、先生のご指摘通り実戦の少なさがずっと私のアキレス腱でした。 なんせ土・日は他の事を優先して(苦笑)自分から積極的に行く気がないのですからやむなしですが、そんな私でも社長に就任した2000年以降はかなり回数が増えました。
メーカー・同業・お得意先の会や接待、特にかつて加盟していた「流通システム研究会」(以下、RSK)では年に1〜2回、オーナー会議を地方で開催しており、必ず翌日にはゴルフがセットされていました。
もう時効ですが実はこのRSK、会費収入+PB商品のバックリベートで結構潤沢に資金がありまして、お金がなかなか減らない?と言う贅沢な悩みを抱えていました。
任意団体があまりにお金を持っていると加盟各社の隠し金庫になっているんじゃないか?と税務署から痛くも無い腹を突かれかねませんし、当時は預金通帳と印鑑を事務所内に隠していましたから(不用心なので途中から銀行の貸金庫に変更)事務局の樋口さん(お元気にされているかな?)は心配で心配で仕方が無かったようです。
常日頃から「とにかくお金をもっと減らして欲しい」と言う樋口さんの愚痴を聞かされていたので、私が会長に就任した時(2007年〜)には会長特権で強引に地方開催を年に3回に増やし、全国各地で派手にヨイヨイさせて頂きました(笑)。
私の25年に及んだゴルフ歴でプレイした場所(関西以外)を記憶のまま列挙すると、北海道、長野、石川、香川、高知、岡山、福岡、大分、鹿児島、沖縄&石垣島、宮崎…おかげさまで日本各地の名門と呼ばれるコースを周らせて頂きました。
海外ではアメリカ本土&ハワイ、タイと三回だけだったと思いますが、そう言えば5年前にゴルフの発祥の地と言われるスコットランドの流通視察 (FILE No.535537参照)に参加した時、他の参加者は連日ゴルフに興じていましたが(これももう時効!)私だけがネス湖のネッシー探索に燃えていたものです(笑)
(*ネッシー捕獲の元祖?このブログ執筆中に石原慎太郎氏がお亡くなりになりました、ご冥福をお祈り致します)。
皆様には羨ましがられますが考えてもみてください、社長業なんて辛い事、苦しい事、悲しい事の連続、良い事は何一つ無くてリスクのみなのですから、せめてそれぐらいのささやかボーナストラックはご容赦下さい(苦笑)。

(次回へ続く)
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