FILE No. 831 「トイレ大改造計画」

「トイレ大改造計画」

今週からゴールデンウィーク突入、各地とも人で賑わいそうです。
これを書いているのは3月の終盤ですが、恐ろしい事にマスク規制緩和(3月13日より)にご立腹のマスク真理教どもは皆がマスクを外した事によりコロナが増える事を望んでいると言うのですから完全にキ〇ガイですね(笑)。

さて、キチ〇イのネタはほどほどにして今回は美しくトイレの話題(笑)、昨年、毎月恒例の赤井沙希ちゃんのエステサロンに行った時、何故か鶴見青果市場の話題になりました。

場末の会場、鶴見青果市場。トイレ事情は最悪・・・

その名の通りかつては青果市場で今は場所だけが残りプロレスが定期的に開催、私もここ数年、沙希ちゃんや杏ちゃむちゃんの試合観戦の為に何度か訪れている会場ですが、駅からバス、またはタクシーでないと行けない不便な所です。吹き抜けの会場は老朽化でぼろぼろ、照明は割れていて薄暗いし場末感満載ですがなんと言っても厄介なのはここにはトイレが無いのです。幸い会場の前には国道を挟んでイオンモールがあり、客は皆そこのトイレを使っていますが、流石に選手控え室にはトイレがあるだろうと思っていたら、男女共用が一つ、それも今時和式トイレと聞いて驚きました。沙希ちゃんはそれが許せなくてコスチュームに上着だけ羽織ってわざわざイオンまで行っているそうです。この会場、滅多に女子団体が使わない理由がわかった気がしました。

そんな話をして大阪に帰って数日後出社、普段はあまり意識しない自社のトイレをチェックして愕然としました。うちには1階に男子トイレと女子トイレ(主に来客が使用)、物流倉庫に男女共用トイレ、私がいる営業事務所の2階に男子と女子、3階にも男子と女子、計7カ所のトイレがありますが、3階の男女を除いて全て(勿論女子も)和式だったのです! 今から30年前(1993年)に入社した時から(なんで3階だけ洋式なんだろう?予算をケチったのかな?)と不思議には思っていましたが(因みにこの場所に移転して来たのは私が入る一年前)まさか女子トイレまでが和式だったとは盲点でした。当然私が女子トイレに入る機会など無いのですからこんなの社員の方から訴え出てもらわないと気がつきませんよ。
令和の時代になんとも昭和チック、いくら私が昭和好きでもトイレまで昭和を支持しているわけではありませんので(苦笑)。
この時点で3月末決算が過去最高益となる見込みが立っており、ぼちぼち節税策を考え始めていたところだったので思い切って1階、2階のトイレを男女とも全て最新の洋式にする事を即断即決しました。後日その話を沙希ちゃんにしたところ、「わあ~、優しい社長さん」とお誉めの言葉を頂けたました(笑)。

これまで我が社のトイレには全て貴風人(きふじん)なるエアーハンカチ(ハンドドライヤー)が設置されていました。当時、容器業界でナンバーワンのシェアを誇る某メーカーがこれを取り扱っており、代理店と大々的に販売キャンペーンをやった時の名残だそうです。
しかし、なんせ昔の品ですから手が乾くまで時間がかかる、たっぷり1分は費やしていました。本体に貼ってあるシールに「紫外線の照射により殺菌効果は抜群です。」と書いてあったので、せっかちな私が(今、殺菌してくれているんだ。)と我慢していましたが冷静に考えれば内部の殺菌灯なんて1~2年もすれば切れてしまっているはず、30年間騙されていました(苦笑)。
手洗いの後はペーパータオルで拭くべきか、それともハンドドライヤーで乾かすべきか?
それぞれのメーカーに語らせれば延々と自分のとこの利点を語り続けますが、包装資材屋である私はごみを減らすと言う観点からどちらかと言うとハンドドライヤー派です。
昨年以来古紙の不足が原因で我々の業界は紙製品(主にペーパータオルやトイレットペーパー)の長期欠品や価格高騰に振り回されていますので、その点からもハンドドライヤーの需要がもっと増えれば良いと思っていました。コロナ騒動下の使用禁止には呆れたものでしたが、最近の電気の供給量不足による値上がりは半端ではありませんので、やはり紙と電気、どちらが環境に優しいかは一概に言えそうにありません。

何処までも無知な私、トイレを和式から洋式にするぐらい見積もりに1日、実際の作業も1日ぐらいで終わるものと安易に考えて担当者にまだか、まだかと催促していましたが、これが思った以上に大変な工事となり、見積もりが出るまでにも時間を要したうえ、一か所のトイレを改造するだけでも一週間、当然計5台分を一度にやるわけにはいかずまず2階、それが終わると1階と言った具合に順番を決め、結局全て完成したのは3月の終わりでした。ドアも老朽化が酷く取り替えましたので、まるでホテルのロビーのトイレの様相、思わず竣工式とテープカットをやろうかと思いました(笑)。

社員、特に女性の皆様には30年間不自由をかけましたが、できたてほやほやのトイレ、十分にご堪能下さい(笑)。
もし今後、また大きな利益が出たら、これまた私の長年の悲願?死ぬほど暑い夏の対策としてシャワールームでも作りたいものですが、スペースが無いうえに水周りはメンテナンスも大変そうなので慎重に考えます(笑)。