FILE No. 968 「ザ・ハングマン(6)」~生誕45周年記念~

「ザ・ハングマン(6)」~生誕45周年記念~
(前回からの続き)
「ザ・ハングマン4」以降4作品のオープニングナレーションも紹介しましょう。
「ザ・ハングマン4」
(ナレーター 3代目ゴッド=フランキー堺)
「ハングマン諸君、この頃の世の中は酷いね。あまりと言えばあまりだね。
人の性は善だと今でもしんじているけど、許せない奴がいるね。
さあ、豹のように敏捷に、ライオンのように力強く、そして狐のように狡猾に
悪人たちをやっつけてくれ。しかし人の心は持ち続けて欲しいね。
ハングマン諸君、私は君たちの帰りを酒を温めて待っているよ。 ゴッド。」
「ザ・ハングマンⅤ」
(ナレーター 中山千夏 途中から春けいこに交代)
「一番初めは一の宮、二は日光東照宮、三は讃岐の金毘羅山、四は信濃の善光寺。
お母ちゃんが子供の時教えてくれた手毬唄や。あの頃は色んな神さんが人の心の中に住んでた。今は神さんが何処へ行ってしもうたんか、えげつない事やりおる奴が増えて
来た。癇にさわっていてもうたれと思うけど、どないもこないもならへん。
ほんまに無茶苦茶な世の中や。」
「ザ・ハングマン6」
(ナレーター 小林克也)
「総理府の調べによると日本の人口121、048、923人、うち男59,497,316人、女61、551、607人。営々と働いて妻子を養い、家庭を守り、学校で勉強する。
褒められもせず罰も受けず、殆どいい人ばかりです。しかしほんの一握り悪い人たちがいるようですね。腹が立ってやっつけたいと思いますけど、悪賢くて、口が上手で、他人のせいにするのが上手くて、逃げ足が速くて、偉い人と繋がっていて、ほんっとにどうしようもありませんね現実は。 ザ・ハングマンはそんな悪党たちをやっつけたいと思う私たちのメルヘンです、おとぎ話です。
さあ、ハングマンの皆さん、出番ですよ、お願いします。
HANGMAN TRYING YOUR GOD、LET’S PLAY GET TO ACTION! 」
(*「ハングマンGOGO」はナレーションなし)
読むだけでどんどんコミカル路線が加速している事がなんとなくわかるでしょう(苦笑)。シリーズ全7作に付き合いましたが、一作目のハードボイルドタッチが大好きな私には180度変わった後半の作風は正直ついていけませんでした。
勿論、自分がどの作品からリアルタイムで観たかによって思い入れ度は違って来て当然ですし、それぞれにファンがいるのですから否定するつもりは毛頭ありません。
自分が好きなものを上げる為に他を貶め、それでいてすぐに手の平を返す何処かのオ〇チ(自称香港映画評評論家)とは違います(笑)。
以前、ウルトラシリーズの回(File No.903~908参照)でも書きましたが「ウルトラセブン」は文句なくシリーズ最高傑作ではあるものの、第二期シリーズもずっと同じSFハード路線を続けていたらシリーズは維持出来なかったでしょう。
誰も時代の変化には逆らえないものですが、ハングマンに関して言えば7作も続いたのであれば1作ぐらい原点回帰した作品をやって欲しかったと言う思いはあります。
とにかく私にとってはオープニングテーマから森山周一郎さんのナレーションからヒロスケのエンディングテーマも含めて1作目が最高なのです(笑)!
冒頭に記したように45周年に合わせて今回1作目のDVDを全話視聴しました。
20年ぐらい前に発売されたこのDVDボックス、Ⅱ以降も順次発売予定と告知されていたにも関わらず、結局1作目のみで終わってしまいました(売り上げ不振だったのか?苦笑)。
ま、私は1作目だけで良いのですが…(もし発売されていたら購入したか?Ⅱと新ハングマンあたりは微妙? 笑)。
書店に行くと「「Gメン75」「特捜最前線」「あぶない刑事」など、昔の名作がDVDマガジン(数話収録のDVDと解説書のセット)として次々と刊行されていますが、45周年を記念して是非「ザ・ハングマン」もお願いしたいものです(ちと無理か?苦笑)
おおっと、気が付くとハングマンで6回も書いてしまいました。
どうせならシリーズ全7作に合わせて7回書こうかと思いましたが、来週が年内最終回なのでハングマンで今年が終わってしまうところでした(笑)…最後は仕事の話で締める予定です。

