FILE No. 883 「ランボルギーニ・カウンタック」

「ランボルギーニ・カウンタック」

大阪中小企業投資育成さんの会(年輪会)の毎年の恒例行事である海外トップセミナー、今年は2月に「イタリア経済・産業視察」に参加させて頂きました。
個人的にイタリア行きは通算3回目ですが、今回はミラノを中心に地図で言うと下の方に降りて行きシチリア島へと回る行程でローマが入っていませんでした。
イタリアと言えば何と言ってもコロッセオ、かつて猪木様と訪れた伝説の地に三度行きたかった私はローマを組み込むよう猛プッシュしましたがあっさり却下(苦笑)…今回は無念の涙を吞みましたが、死ぬまでに必ずもう一度訪れます。

19年前、アントニオ猪木さんと訪れた夢のイタリアツアーより

出発日は2月12日でしたが、その前の10~11日はアイスリボンの東京&大阪大会で杏ちゃむ&YuuRIのクイーン・バルキリーが連戦、おかげで出発前に疲れました(苦笑)。
アイスリボン2連戦 ツーショット&ワンショット集 こちらをクリック

12日は早朝7時50分に羽田空港に集合、9時50分発のJAL便で出発しました。
日本の飛行機はやはり良い、田舎者としては搭乗員が日本人と言うだけで安心します(笑)。
機内で暇潰しに映画でも観ようかと思いリストをチェックしていたら流石はJAL、同社が全面協力した80年代の人気ドラマ「スチュワーデス物語」(堀ちえみ主演)があり、懐かしくて思わず見入ってしまいました。
イギリスはロンドンのヒースロー空港を経由して14時間半かけてようやくミラノに到着したのはもう22時過ぎ、宿泊したホテルは正直言って普通でしたが旅行社に聞くとこちらの四つ星ホテルだそうでお値段は一泊55000円(!)、そう思うと日本のホテルのレベルの高さが実感できました。最も日本でそんな高いとこ泊りませんが(苦笑)。
実質的に翌13日から視察がスタート、この日はピエモンテ州ノバーラ(県)のカーメリ(市)にある医薬品原料メーカーのPROCOS S.P.Aさんを見学、ミラノに戻って来て在ミラノ日本国総領事館の方々とのブリーフィング、夕方からミラノ市内を見学して終了しました。(2月13日のダイジェスト こちらをクリック)。

さて翌日は今回の目玉、モデナにある世界のランボルギーニの見学の日でした。
今も昔も車には興味の無い私ですが、何しろ1970年代後半に子供たちや若者の間で起こったスーパーカーブームのもろ直撃世代、ブームの引き金となった少年ジャンプの「サーキットの狼」(池沢さとし作)も愛読しており、おかげで色々とスーパーカーの名前を覚えました。大好きだったのが同作品内で主人公のライバルの一人だったハマの黒ヒョウが乗るランボルギーニ・カウンタックで、角ばってひしゃげたような低い独特の車体に憧れ、デパートで赤色のカウンタックのポスターを買って貰った事を覚えています。
因みに私、社用車としてずっとクラウンに乗っていますがかなり老朽化して来ましたので、折角ランボルギーニに行くのなら子供の頃の憧れ、赤色のカウンタックを買い付けようかと密かに画策していました(もち冗談です!笑)。

ミラノからモデナまでは片道3時間のバス移動、直前になってメンテナンス期間とぶち当たったとの理由から工場内見学がNG、併設された博物館のみとなりましたが私はカウンタックさえ拝めればノー・プロブレム、到着して館内に入るといきなり憧れの車が眼前に現れました。
私の好きな赤色ではなく緑色だったのが些か残念でしたが(いちいちこちらの好みに合わせてくれるか!笑)あのブームから約50年の月日を経てとうとう実物と対面出来て感動しました(涙)。
我々が興奮して「カウンタック」を連呼していると案内してくれたランボルギーニの女性社員(当然イタリアン)も通訳(こちらは日本人女性)も怪訝そうな表情?彼女たちの会話を聞いていると「コンタッチ」(クンタッチ?)と聞こえます。
そう、カウンタック(Countach)はあくまで日本流の読み方、イタリアでの正式名称は「ランボルギーニ・コンタッチ」だったのです。50年目に初めて知る真実に驚愕?一体誰がコンタッチをカウンタックに変形させたのでしょうか(笑)。
現在は生産していないカウンタック(いやコンタッチ!)ですが3年前に台数限定で受注生産、車両価格は数千万円したものの世界中のセレブから注文が殺到して即完売したそうで、こちらのモデルも一台展示されていました(白色)。
ツアーメンバーも大半が私と同年代のスーパーカー世代、皆さん童心にかえって目をキラキラさせながら写真を撮りまくっていました。
カウンタック買い付けに失敗した私は赤色のミニカーだけ買って来ましたが流石にこれには乗れません(苦笑)。 「モノを持って走

カウンタックのミニカーがお土産

るのは包材屋の基本」(BY某コップ屋さん)、ああ、カウンタックで営業配達がしたかった(笑)。
実はこの後、もう一社老舗の自動車メーカーであるパガーニ・アウトモビリも訪問し、こちらは工場内も見学させて頂けたのですが(撮影NG)、流石にこの日ばかりはカウンタックのイメージが強烈過ぎて後の印象が希薄でした。
2月14日のダイジェスト こちらをクリック

15日はミラノを後にして飛行機で1時間半かけてシチリア島の州都パルモラに移動、
2月15日のダイジェスト こちらをクリック
翌16日は港湾都市マルサラでSEISALINE(塩田工場)やAgriturismo Bagio Sanacore(ワイン・オリーブ工場)を見学しました。
2月16日のダイジェスト こちらをクリック
視察実質最終日となる17日は南部のアグリジェントでシチリア島の最大の遺跡群を見学、飛行機で再びミラノに戻りました。
2月17日のダイジェスト こちらをクリック
18日のお昼に出発してミラノ~フランス・パリ経由~羽田のルートで無事帰国(19日15時着)しましたが、今回はイギリス、イタリア、フランスの三か国を訪れた事になります。

帰国して時差ぼけも抜けきらないうちからイベントラッシュに突入、2月末までのダイジェストはこちらをご参照ください(こちらをクリック

季節は5月、追いかけるように3月以降のネタも小出しにしていきます。