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社長の経営日誌

 FILE No.286 2012.8.11
「 1億円 」

少し前にジャイアンツの原辰徳監督が浮気の発覚を恐れて元暴力団員に1億円を支払っていたという話題が新聞、テレビを賑わせていました。
男なんだから別にいいじゃん!…と言ってしまうと不謹慎でしょうか(笑)。
それにしても、たかだか浮気の口止め料が1億円とは何とも浮世離れした話です。
お金なんてあるところにはあるものですが、縁のない我々庶民はせいぜい年末ジャンボ宝くじでも買って束の間の夢を見ましょうか。
もっとも、私は生まれてこのかた、宝くじって買ったことないのです。
皆さん、一攫千金を夢見る暇があるなら、額に汗して働きましょう!!

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 プロレス界を揺るがした1億円トーナメントの記者会見(ベースボールマガジン社 週刊プロレス1994年3月8日号より)

1億円という途方も無いお金は実はプロレス界とも縁が深く、猪木と倍賞美津子の結婚披露宴(昭和46年11月2日)も「1億円結婚式」と騒がれました。
その猪木が馬場と戦う為に用意したファイトマネーも1億円(詳細は近日更新のブログにて)、さらには猪木が提唱した世界統一の大構想、IWGPのベルトも時価1億円、最近(と言っても10年前ですが)では2001年大晦日、ピーター・アーツ戦をオファーされた小川直也が要求したファイトマネーも1億円でした(交渉決裂で小川は出場せず)。
しかし1億円と言うと私は何と言っても、Uインターの1億円トーナメント(*)を思い出しますねえ。
1億の札束をテーブルに並べた記者会見はインパクトがありました。

当社では毎年、三年間の中期経営計画(FILE No.011,053参照)を策定しており、その中で「業界関西地区での実質NO.1企業となる」(FILE No.256「ナンバーワン」参照)と謳っています。
そして、今中期の具体的な数字目標が「売り上げ40億、営業利益1億」です。

因みに初年度に当たる今期の売り上げ目標は37.5億円ですが、実は私が社長になる前、1995年と1996年に年商40億円を超えた事はあったのです。
ただ、いかんせんこの時代は売り上げはピークだったものの、利益がさっぱりでした。
私の手元には96年度の決算書がありますが、41億近い売り上げに対して営業利益はわずか2千万円(0.5%程度)、最終利益はたったの1千万円(0.2%程度)という何とも寂しい結果でした。
しかもこの頃は未処理の不良債権もあったでしょうし、何と言っても不良在庫は今の10倍以上(!)、という事は実質的には赤字経営だったようです。
バブリーなこの時代にしっかりと利益を残せていたら今頃、自社ビルの一つでも建って私めももう少し高い給料が貰えていたかも…と死んだ子の歳を数えても仕方ないのですが、正直恨めしく思う事は多々あります。
そしてこの95〜96年をピークに業界バブルは崩壊、日本全体もデフレへと突入し、97年に当時の売り上げ第二位のお得意先を失った当社は、社長交代の失敗(私の親父から前社長へ)もあり、坂道を転がるように転落していきます。
私の社長就任(2000年)後も山あり谷ありの激動は続き(詳細は「社長10年史」に記した通り)2006年に当時の第一位のお得意先との取引が無くなった年の売り上げは最悪、どん底の24億円まで落ち込みました。

ゼロからの再出発のつもりで頑張ってくれた社員や応援して下さったお取引先のおかげで、6年がかりで奇跡的にV字回復を果たす事ができましたので、次なる目標は私の代で何としても40億円を越える、過去最大の売り上げを築く事です。
そして過去の40億円と違って今度は大きな利益を伴わなければ意味がありません。
だからこそ「1億円」なのです。

もし、利益1億円を達成できたら、Uインターの記者会見を再現して1億の現ナマと対面したいですねえ。
ん? よく考えりゃ会社が利益をいくら出そうがそれはあくまで決算書の上での事で資産を現金化しなければ1億円そのものを拝めるわけ無いですね(笑)。

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 利益1億を目指して1億円の重量を体感!

…そんな事を考えていたある日、東京へ行った際に面白い場所に行って来ました。
東京駅から徒歩10分、日本銀行さんの分館内にある、貨幣博物館です。
ここでは1億円の重さを体験できるコーナーがあるのです。
透明のケースに入った1億円の札束…と同じ重さの見本、偽物なら勿体ぶってケースなんかに入れるんじゃねえ!とつっこみたいところですが、考えてみりゃ本物の1億円なんて危なっかしくて置いとけるわけないか…。

ずっしりとした1億円分の重み(10Kg)を実感した事で私もモチベーションが上がって来ました。
目指すは利益1億円、全社一丸となって夢を実現させます!

* お盆休みの関係で次回更新は8月20日(月曜日)となります。

* 1億円トーナメント

1994年、高田延彦率いるUWFインターナショナルが、「94プロレスリングワールドトーナメント」の開催を発表、参加メンバーを自団体だけに限らず、特別招待枠を設け、新日本プロレスの橋本真也、全日本プロレスの三沢光晴、リングスの前田日明、パンクラスの船木誠勝、WARの天龍源一郎の5人に招待状を発送する事を発表した。特別招待枠の選手に限っては優勝賞金を1億円とし、実際に記者会見で1億円を並べて見せたが結局、招待選手は誰も名乗りを挙げなかった。
尚、自団体の選手のみで開催されたトーナメントは、決勝戦で高田を下したベイダーが優勝した。

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