包装資材の専門商社 タミヤ

ホーム タミヤのチカラ 商品ラインナップ 環境保全活動 会社情報 お問い合わせ

会社情報

Home > 会社情報 > 社長の経営日誌
会社概要
主要販売・仕入先
社長の日誌

社長の経営日誌

 FILE No.300 2012.11.17
300回記念「 辞表(2) 」

2012年11月17日土曜日、全国の皆様お待たせ致しました、とうとう「社長の経営日誌」が300回に到達しました!!
200回でもやりましたが、祝砲の花火をド派手に打ち上げましょう。
た〜まや〜!!か〜ぎや〜!!

 
クリックで拡大   クリックで拡大   クリックで拡大
300回記念の祝砲(撮影 某コップ屋さん)
 

2007年1月20日に人知れずひっそりと(笑)スタートしたこのブログ、300回も続くと果たして誰が予想したでしょう?
当の本人が一番驚いていますが、最近ある人に「300週続けて書いているなんて凄いですねえ。」とのお言葉を頂きました。
そうかあ、改めて考えてみると約300週って我ながら確かに驚きですねえ…。
しかし我が心のライバル?「こち亀」(FILE No.040参照)は今週現在連載回数、脅威の1768回!
永遠に追いつけないかもしれませんが、こうなったら持久戦です。

さて、300回記念で何を書こうかと色々と思案していたのですが、いつだったか1回目からの愛読者の某コップ屋さんが「やっぱり僕は1回目の『辞表』(FILE No.001参照)が好きですねえ。」と言っていたのを思い出しました。
300回記念に最も相応しい不吉なテーマですが、今年も何人か退職した社員がいました。
辞める理由は人それぞれ、一回目に書いたのと同様そんな事を気にしていたらきりがないですし、ましてや社長さんが自分を責めたり反省したりする必要は一切な〜し!!
むしろ、(こんないい会社辞めてどうするんだろう、世間を知らない馬鹿だねえ〜。)と思いながら送り出してあげましょう。
こう書くといささか傲慢に聞こえるかもしれませんけど、冷静に客観的に見てもそう思えて仕方がないのですよ。

次に行った会社でも社長と喧嘩別れした奴、あるいは「こんな会社辞めてやる」と酒飲んで管(くだ)巻いてる奴、給料遅配で苦しんでる奴…辞めていった連中も様々な人生を送っているようです。
そう言えばいつぞや、辞めた元社員が久々に会社に遊びに来てまして、「社長のブログを読んだら、あ〜、俺の事書いてるって思ってました。」だって、君、そりゃあ被害妄想だよ(笑)!

「社長10年史」に書いたように、かつていた悪党連中が辞表を持ってきた時などは心の中でVサインでしたが、私めも人間、期待していた若い社員が辞めたりするとさすがに落ち込みますよ。 しかしそれも一日だけの事、翌日にはもう割り切っています。
だから何度も言うように社長が自己嫌悪に陥る事などないのですよ。
縁がなかったのだとさっさと気持ちを切り替えて、新たな人材育成に取り掛かりましょう。 そう、経営者がその意欲を無くしてしまう事が一番怖いのです。

 クリックで拡大
 クリックで拡大
 ブログの原点となった
「ほろにが社長業」
(著者のサイン入り!)

実は第一回の「辞表」は、我が「経営の師匠」(FILE No.014他参照)とも言うべき石野誠一先生の著書「ほろにが社長業」(明日香出版)が元ネタとなっています。
私が初めてこの本を手にしたのが1997年、実際に社長に就任する3年前の事でした。
何気なく読み始めると大変面白くて(ふ〜ん、社長さんってこんな事考えてるんだ。)とか(こういう時はこんな気持ちになるんだ。)と物凄く共感できましたし、経営のコツのようなものがわかりました。
後で気がついたのですが、自分も社長になったら、こんなふうに自分の考えや気持ちを表現できる場が欲しいと潜在的に思い、その気持ちが10年後にブログを始めるきっかけとなったのだと思います。

特に石野先生が書かれていた、社員の退職に対する見解は自分の気持ちに見事にジャストミートしましたので、アレンジして記念すべき第一回に書かせて頂きました。
このように初期のブログには石野先生の著書が元ネタになったものが他にもいくつかあります。
パクリと言うなかれ、人から教わった事をずっと思い続けて自分の言葉とすべきですしし、実際に私はご本人からお墨付き(免許皆伝?)を頂きましたので…。

辞表の話に戻ると、いざとなったら伝家の宝刀が抜けるサラリーマンは正直、うらやましいですよねえ。
死ぬまで辞表が書けない、ギブアップできないのが悲しい社長の宿命、会社経営はまさに「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」(ウルトラセブン「超兵器R1号」のモロボシ・ダンの名台詞!)です。
社長が辞表を書くのは死ぬ時、そう、人生の辞表だけかもしれません。
社長の神経を逆なでるかの如く、忘れた頃に周期的に社員から辞表が出てくるのもこれまた定め、繰り返し起こる問題は会社の成長の証しと割り切って、冷静に淡々と処理すれば良いだけの事、辞表が怖くて社長が務まるか!と言うのが結論です。

私が人生の辞表を書く時、再び「辞表」のタイトルを使いたいと思います。
つまり、次回「辞表(3)」のタイトルが登場するのはこのブログの最終回でしょう。
その日がいつ訪れるかは誰にもわかりませんが、300回目にしての原点回帰を終え、最終回のタイトルも決まったところで初心に帰ったつもりで打倒!「こち亀」を目指しまだまだ続きますので宜しくお願いします。

<過去の日記>
サイトマップご利用にあたってプライバシーポリシー

(c) 2007 TAMIYA.Ltd