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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
 FILE No.411 2015.2.14

「 トワイライトエクスプレス(3) 」

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 超花火ツアーのエグゼクティブ・プロデューサーとなった工藤めぐみは花魁姿で登場

このブログの更新日は2月14日、私には全く縁のない(苦笑)バレンタインデーです。
連日寒い日々が続きますが、この日の翌日から私は真夏の国に渡航している予定、詳細は数週間後にレポート致します。

まずは先月のプロレスの話題から…大阪では約二年ぶりとなる電流爆破デスマッチ(FILE No.313参照)を観戦しました。
今回の会場は大阪府立体育館の第二競技場、おいおい、こんな小さな会場で電流爆破やっていいのかよ!?
しかもカードは私が昨年観に行った札幌(FILE No.395参照)の再戦となる邪道・大仁田厚と帝王・高山善廣の決着戦! 狭い空間だけに迫力倍増でしたよ。
改めて電流爆破って幻想的で美しいなあと実感、一度でいいから私も実際に体感したいものです。(ど迫力の大阪電流爆破はこちらをクリック

さて、こちらも先月のネタですが、3月でいよいよ運転終了となる豪華寝台列車トワイライトエクスプレスにまたも乗車する事ができました。
今回は札幌に用事があるわけではなく、あくまでトワイライトに乗る事だけが目的だったので自分の身体が空いている時ならばいつでもOK、従ってこれまでよりはチケットが取れる可能性大と思っていたのですがそうは問屋が卸さない(こっちも問屋だよ!)、希望乗車日を幾日もリストアップして一か月前にみどりの窓口で10時打ちにトライするも、ことごとく秒殺が続きました。
やはり今や宝くじ並みの確率である事を改めて実感、そのうちにどんどん乗車候補日が無くなり焦り出しました。
札幌雪祭りがある2月とラストの3月は絶対無理だろうとはなから諦めていたのでチャンスは1月中しかありません。
そこでとうとう奥の手、性懲りもなくまたもネットオークションに手を出してしまい激戦の中今回も定価の〇倍で獲得成功、これを逃したら最後なので仕方ないとは言え、ただでさえスカスカの財布からお金が消えていく(涙)…。

苦労してチケットを入手したものの心配なのが当日の天候でした。
ましてや年間でも一番運休リスクの高いシーズンですからね〜。そんな事になったらそれこそ悪夢、何週間も前から気をもんでいました。
私の願いが天に通じたか幸い無事運行となりほっとしましたが、二年前のトラウマ(FILE No.322 参照)で、前夜の真夜中まで運休情報をチェックする私でした…。

お昼前の11時50分、定番の山口百恵の「いい日旅立ち」のメロディが車内に流れ、私にとって最後の22時間1,500kmの長旅が始まりました。
飛行機で二時間の場所にあえて丸一日かけて行くのは(それも何の目的もなしに!)やはり贅沢で優雅な時間です。
とは言えやはり死ぬほど退屈で、部屋で寝そべってひたすら本を読むか、昼寝をして時間を潰しました。
ただ今鋭意整理中の10年以上前の週刊プロレスを4冊ほど持参したものの全て読み尽くし、サロンカーのマガジンラックに寄贈して来ました。地道にプロレス普及活動に勤める私ですが誰も読んでくれません(苦笑)。
車窓の景色も3月に開通する北陸新幹線の車両基地(白山総合車両所)が目新しいぐらいでしたが、トワイライトと言えばその名の通り日本海に沈む夕日が評判、しかしこの日は朝からどんよりとした曇り空で最初から太陽が出ていなかったのが残念でした。

景色よりも私の最大の楽しみはフレンチのディナーで、2年半前の初乗車時(FILE No.294参照)はお昼のランチが遅すぎた為全く腹が減らず折角のフルコースが台無しという失敗がありましたので、この日の昼食は乗車前にざるそばだけで済ませていました。
おかげで夕刻になると猛烈に腹が減る事、ディナータイム(夜7時半)が待ち遠しくて堪りませんが、ディナーの予約は乗車が確定してからでないと不可能なので、ネットオークションでチケットをゲットしてから申し込んでも既にテーブルが満席で断念せざるを得ない場合が殆どです。
しかし今回は珍しく乗車券とディナー(テーブル)券が込みで出品されていて、それが私が無理して落札した原因の一つでした。
しかも今宵のディナーは12、1月の二ヶ月限定のセミファイナル特別メニューとあって大変ゴージャス、しっかり堪能してニ年越しのリベンジを果たせました。
このぶんじゃいよいよラスト(2、3月限定)のメインイベントメニューもさぞかし凄い事でしょうが、列車内の限られたスペースの厨房でよくこれだけの料理ができるものだと感心します。
お腹が一杯になれば後はいよいよする事なし、胃薬飲んで、ついでに睡眠薬も飲んでそのまま眠りに落ちました…。

翌朝6時半頃に目が覚めると列車は既に青函トンネルを抜けて北海道に上陸、まだ薄暗い外は一面銀世界でした。
な〜んか少し前にテレビで二夜連続で見た「オリエント急行殺人事件」を思い出し、ドラマのようにまさか列車が停まらないだろうな等と妄想を抱きました。
(* 某コップ屋さんへ、「オリエント急行殺人事件」は十津川警部じゃなくてエルキュール・ポワロですよ 笑)
ところが! 本当にこの二日後、札幌発のトワイライトが青森で大雪の為に立ち往生、12時間も停車するハプニングがあったのです! 食料も豊富にあり乗客に特に健康被害もなかったそうですが、計37時間もトワイライトに乗っていた皆様、お疲れ様でした!
幸いにも私の乗った列車は全く遅れる事なく順調に進行、7時半に洋食メニューの朝食を頂き、またひたすら暇を持て余しているうちに定刻の9時52分、再び「いい日旅立ち」の流れる中、札幌に到着しました。

私が生まれて初めて札幌に来たのは1993年2月の事でした。
連日雪が降っていて猛烈に寒く、道路がカチンコチンに凍っていたので一日に5〜6回は転びました(笑)が、ちょうど帰京する日に東京スポーツの一面で「虎の爪」ケリー・フォン・エリックのピストル自殺(FILE No.265,266参照)の訃報を知りびっくりしたのを今でもよく覚えています…。
その後通算14〜5回は来ているはずですが、二回目以降は殆どが夏なので真冬の札幌は実に22年ぶり、相当寒いだろうとヒートテックを二枚重ねにして来ました。
この日の気温は1℃、零下でないだけまだマシでおまけに太陽が出ていたので日中は思ったほど寒さを感じませんでした。
しかし道路はやはり凍っている部分が多く危険極まりなし、地元民は慣れたものですいすい歩いていますが、こちらは用心しながら一歩一歩踏みしめるようなよちよち歩きです。
特にする事もないのでまずは定番通り雪印パーラーへ、メニューを見て「スノーロイヤル生キャラメルミルクパフェ」をオーダーしました。
注文してからふと気がついて昨年のブログをチェックすると(こういう時ブログをやっていると便利)ああやっぱり、昨年も同じもの注文していましたよ、人間は過去の経験から無意識のうちに同じ行動を繰り返すと言うのは本当ですね…。
その後はこれまた定番通りラーメン横丁へ、今度は以前に行ったお店と被らないように入念にブログをチェック、「けあらん」のあっさり味の醤油ラーメンを頂きました。

昼食の後はJRでゆっくりと新千歳空港に向かい、2時55分の飛行機で無事大阪に帰ってきました。
仙台行きや長野行きは欠航になっていましたし、前述の二日後のトワイライトの遅延と言い、やはり雪は怖いですね…。
ま、とにかくラーメンを食べる為だけ?にやって来た札幌(このラーメンはフランス料理より価値があるぞ!)、最高に贅沢なトワイライトエクスプレスの旅を満喫できました。
旅のダイジェストはこちらをクリック

舞台は再び大阪に戻り最後のネタはやはりプロレス、かつて大阪プロレスで活躍した松山勘十郎選手が旗揚げした新団体「大衆プロレス松山座」に華名選手が参加と言うので観戦に行きました。
会場は日本橋の電気街の一角にあるインディペンデントシアター2nd、うっかりすると看板を見落としてしまいそうな場所でした。
椅子の数が148席(全席番号が振ってあった)の小さな空間で三日連続公演でしたが、都合により私が足を運んだのは二日目と千秋楽でした。
ポスターを見ていただければわかりますが入場料(チケット代)は木戸銭、出場(出演)選手は座員、プロレス団体と言うよりは完全な松山勘十郎一座、宣伝文句の通り百花繚乱百鬼夜行な世界、まさしくアンダーグラウンドサブカルチャーの極みを心から楽しめ、マジで病みつきになりそうです(笑)

大衆プロレス松山座 二日目はこちらをクリック
大衆プロレス松山座 千秋楽はこちらをクリック

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松山勘十郎一座の旗揚げ
公演
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会場はまさしくアングラ
劇場
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華名は華名姫なる
キャラクターで出演
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