FILE No. 810 「暴風雨(1)」

「暴風雨(1)」

台風シーズンだった9月の総集編、先ずは11日、FBWファイヤープロレスのプレ旗揚げ戦に行って来ました。23~24日に我が地元・大阪で行われる正式旗揚げを前にしたプレとの事でしたが…?それ以前にこの団体、これまでのファイヤープロレスと何が違うんだろう(笑)?もっと言えばこれまでもFMW-Eとファイヤープロレスの区別すらつかなかったのに(主催者が違うのですが同じメンバー出場しているのでヨカタには判別不能!)ますます訳が分からなくなって来ました(苦笑)。 

FBWファイヤープロレスのプレ旗揚げ戦が行われた大田区産業プラザPⅠO

プレ旗揚げの会場は初めて訪れる大田区産業プラザPⅠO(小展示ホール)、到着して奇麗な会場だなと思いましたが案の定悪い予感が的中、この日は大仁田さんの出場はありませんでしたが、主役のミスター・ポーゴが火を噴かなかったのです。会場の規制で御法度だったのでしょうがファイヤープロレスで火炎噴射が無いのは看板に偽りありですよ(苦笑)。
お目当ての杏ちゃむちゃんはこの日は怪奇派・アイガーとシングル対決、恐怖に怯えながら果敢に立ち向かうもラリアットの前に沈みました…。

そしてラリアットと言えば元祖は勿論この人!この月は“不沈艦”スタン・ハンセンが久々の来日を果たしました。本来6月に予定されていて各種イベントも発表済みでしたが、直前になって悪夢のコロナ罹患により無念の中止、今回は仕切り直し、満を持しての来日でした。勿論今回も各種イベントがぎっしりで文字通りの荒稼ぎツアー(笑)、あわわ格好良く不沈艦クルーズと呼ばせて頂きます。

乱丸が無謀にもハンセンに金縛り!

先陣を切ったのは今回唯一の大阪でのイベント、ゲストは何故か救世忍者乱丸(どんな組み合わせなんだ!?笑)しかし乱丸の金縛りの術にしっかり付き合ったハンセンはプロでした(笑)。
翌々日は東京で藤波さんとハンセンによる異色トークがありましたが、冒頭に書いたようにこの時大型台風が日本列島を直撃していました。なんと午後から大阪~東京間の新幹線が不通となってしまい、これでは行っても帰れず泣く泣く参加をキャンセル…84年頃に出版されたハンセンの写真集のタイトルが「暴風雨」だったのを思い出したものでしたが(苦笑)本当にそれぐらいの荒れ模様でした。因みに支払い済みの入場料金は事情を鑑み返金処置、非常に良心的な主催者で感謝です。
当時ジュニアヘビー級だった藤波さんとハンセンは何度かシングルで戦っていますが、ちょうど藤波さんがヘビー級に転向したタイミングでハンセンが全日本に移籍、二度と戦う機会はありませんでした。但しマニアックなネタを披露すると91年に藤波さんがNWA世界ヘビー級王者(第77代)となった時「ハンセンと防衛戦がやりたい。」と発言したような記憶が…(曖昧)、なんせ東スポなのでそのコメント自体信憑性がありませんが(苦笑)。

同じ週に今度は川田利明さんとハンセンのサイン撮影会もありこちらには無事参加、約3年ぶりに川田さんのラーメン屋に行って来ました。大阪もそうでしたがこの日も100人以上が詰めかける大盛況、引退して既に22年も経つのにハンセン人気は健在です。
その他殆どが平日or他のイベントとバッティングの為に行けませんでしたが、ハンセンは単独、もしくは小橋建太さん、田上明さんとトーク、それ以外にも各メディアの取材と連日大忙し、もう喋るネタが無いんじゃないかとこちらが心配になってしまいました(笑)。
そう言えばハンセンは「滞在中に猪木さんのお見舞いに行きたい。」とコメントしていましたが、猪木さん側から「今回は遠慮して欲しい」との申し出があったと言う話が伝わって来て、よほど調子が良くないのか?それともかつてのライバルに衰えた姿を見せたくないのか?と凄く不安になりました。そしてハンセンの帰国直後、悲しい知らせが届く事になったのです…(涙)。

ハンセン台風が吹き荒れる中、並行して我が大阪ではFBWファイヤープロレスの旗揚げ二連戦が行われました。悪い事にまたまたリアル台風が上陸してこの日も午前中は雨、会場は屋外(鶴見緑地)だったので下手すりゃ中止?と心配しましたが幸いにも午後から天候は回復、流石大仁田厚は晴れ男、試合後に売店に行くと「おう、もう杏ちゃむの所には行ったか?」と言われました(笑)。 

まさかのバケツ聖水!!

翌日は晴天、メインの試合後恒例の聖水タイムではなんとバケツで水を被せられました。しかも大仁田さんはこの時も呪文のように「杏ちゃむ、杏ちゃむ」と唱えていた事を記しておきます(笑)。この時期日中は暑かったのですが夜になると10℃近く気温が下がり、びしょ濡れのまま売店に行くと「おい、着替え持ってるのか!?風邪ひくぞ!」(自分でやっておいて!苦笑)。因みに大仁田さんも動向を気にする?杏ちゃんはプレ旗揚げで戦ったアイガーとまたもやタッグで連戦、しかもアイガーのパートナーとして登場したヨイガー(!)に連日竹串の束を頭に突き刺されていました(涙)。
翌日は再び舞台を東京に移し天龍さんとハンセンのイベントが予定されていましたが、天龍さんが体調不良で入院! 前述のように6月にも流れており二回連続中止か…と諦めていたら、医師の許可が下りて天龍さんはリモートで出演となりました。
次回こそ完全な形で龍艦砲揃い踏みに期待しています。
(スタン・ハンセン各イベント記念写真集 こちらをクリック)

イベント終了後は高島平に移動して夢闘派プロレスで杏ちゃむVS鈴木ユラのシングルマッチを観戦、鈴木選手は柔道出身とあって殆どロープワークが無いサブミッションの応酬となり、まるでUWFの試合のようなシリアスな好勝負、最後は杏ちゃんが完璧なワキ固めで9月ラストマッチを勝利で締めくくりました。
(杏ちゃむ 9月ツーショット こちらをクリック)
(この期間その他ツーショット こちらをクリック)

暴風雨に翻弄された9月の総集編はこれにて終了、最後にコレガプロレスも(8~9月まとめて!)お届けします。
(コレガプロレス8~9月 ツーショット集 こちらをクリック)

次回は絶対避けては通れないあのテーマですが、未だ悲しみが大きすぎて筆が進みません…(涙)。