FILE No. 809 「ダブルヘッダー(1)」

「ダブルヘッダー(1)」

朝夕寒さが増して来ましたが今週はまだまだ残暑の厳しかった9月のネタ、4日は終日、久々にやって来た名古屋国際会議場イベントホールでお昼は東京女子プロレス、夜はDDTのダブルヘッダーを観戦しました。
既報通り8月13日、お盆の後楽園ホールで赤井沙希&荒井優希の“令和のAA砲”の保持するプリンセスタッグ選手権への挑戦者として、かみーゆ&桐生真弥の“東洋盟友”が名乗り、その時点で注目のタイトル戦の日程は発表されませんでしたが、荒井優希ちゃんの所属するSKE48のお膝元が名古屋とあって大事な初防衛戦はここに違いない!と山を張り早くからチケットを押さえていました。
ただ、話は前後しますがその一週間前(8月6日)、DDT横浜大会で沙希ちゃんが所属するユニット、イラプションがKO-D6人タッグ王座への挑戦を表明、9・4名古屋でのタイトル戦が決まったのが想定外でした。まさか昼夜でタイトル戦など普通はあり得ないので、東女の方はいつになるのだろうとやきもき…そこで記念すべき美容サロン初訪問時(8月15日)に沙希ちゃんご本人を直撃しました。
「これで名古屋は無くなりましたね。」
「いや、DDTに関係なく東女の都合だけで決めるからわかりませんよ(笑)」
果たして沙希ちゃんの予感的中、それからほどなくして東女・名古屋で赤井沙希&荒井優希VS上福ゆき&桐生真弥のタイトル戦が正式決定しました。多団体時代にあって選手のダブルヘッダーもさほど珍しくもない御時世ですが、一日2試合のタイトル戦(それも別々の)と言うのは極めてレア、昼の東女でタッグ王座を防衛し、夜のDDTで6人タッグ王座を奪取すれば合計5本(!)のチャンピオンベルトが沙希ちゃんの元に集まる最高の展開です。

覚えているか!?
ドラゴン、大阪で地獄のダブルヘッダー!
(1984年7月 週刊プロレス より)

タイトル戦のダブルヘッダーと聞くと私が思い出すのが猪木&藤波の新日本正規軍と長州&浜口らの維新軍が抗争を展開していた1984年7月5日、新日本プロレスの大阪大会です。この大阪では藤波とカネックのWWFインターナショナルヘビー級選手権が組まれており、約二週間後の20日札幌では大阪の勝者に長州が挑戦すると発表されていました。
藤波とカネックはジュニア時代からのライバルとは言え既に決着済みで新鮮味が無く、大阪のメインとしてはちょっと弱いといささか肩透かし、大阪を観戦予定だった私は(札幌のファンには申し訳ないのですが)大阪と札幌のカードが逆だったら良かったのに、などと考えていたのですが、王者の藤波が突如爆弾発言をしました。 
「札幌まで待てない。大阪でカネックとタイトル戦のあと、長州とも防衛戦をやりたい。とにかく燃えているうちにやりたいんだ。」と、前例のない一日2連続防衛戦をぶち上げたのです!
タイトルの権威を重んじるコミッショナーは当然却下しましたが、ここで登場したのが我らが“燃える闘魂”!「藤波の心意気を買った。強権発動してでもやらせる。」結局すったもんだの末、妥協案として当初の予定通りカネックと防衛戦をやり、5分のインターバルの後、長州とノンタイトルの特別試合を強行する事となりましたが、問題はこの時猪木さんが「強権発動」と口を滑らせた事でした。強権発動とは国家が警察力などの強制的権力を発動する事、と言う事は「猪木はコミッショナーより偉い!?」と言う事となり、良識ある一部マスコミ&ファンには大ヒンシュク、はからずもコミッショナーが団体丸抱えのお飾りである事が露呈されてしまったのです(苦笑)。
それはともかく、注目の連戦は藤波が先ずバックドロップでカネックを破りタイトル防衛、続いての長州戦(*長州も前半でタッグマッチに出場したのでこの日2試合目)は長州が凶器を持ち出し藤波を大流血に追い込む大暴走で反則裁定となりました。当時の大阪府立は冷房が無く、地獄の暑さの中で行われた異常な試合として印象深いです。

昼の東京女子、タイトル初防衛で笑顔の沙希ちゃん
敗れるも試合内容には満足気のかみーゆ

おっと、また昔の話に脱線(僕の悪い癖!笑)、名古屋に戻って先ずは昼の東京女子、注目のプリンセスタッグ選手権はメインに組まれ、4人がリングインすると目が眩みそうな程華やか、まさに「役者が揃った」の趣でした。
私が最も注目した沙希ちゃんとかみーゆの究極美女対決は、普段はマイペースのイメージが強いかみーゆが憧れの先輩に遠慮なく向かっていき、女の意地が交錯する白熱の攻防が展開され、最後は荒井優希ちゃんが後楽園の前哨戦でフォールを奪われた桐生真弥選手に借りを返し王者組が初防衛に成功しましたが、試合後感極まったかみーゆが沙希ちゃんに抱き着くシーンに感動しました。

【試合結果】

プリンセスタッグ選手権試合 (30分一本勝負)

※王者組が初防衛

虎の子のベルトを死守し幸先良いスタートを切った沙希ちゃん、夜のDDTで今度は挑戦者としてKO-D6人タッグに挑みました。
予想通りイラプションに新加入した岡谷英樹がキーマンとなった一戦でしたが、善戦も最後はリング内で孤立してしまい撃沈、沙希ちゃん5冠王?の野望はなりませんでした…。

夜のDDT、これからタイトル挑戦
この日のDDTには大仁田さんも特別出場

【試合結果】

KO-D6人タッグ選手権試合

※王者組が2度目の防衛


翌週の週末が美容サロン2回目の予約日だったので、またまたご本人に激闘を振り返ってもらい「かみーゆの成長に驚いた。」「イラプションはやはり樋口和貞離脱の穴が大きい。」
と貴重な話が聞けました。

相変わらずのスローペース、今月一杯9月ネタが続きます。