FILE No. 833 「最後の闘魂(2)」

「 最後の闘魂 (2) 」

3月の振り返り、やはりハイライトは7日に両国国技館で行われたアントニオ猪木さんの「お別れの会」です。
日本中、はては海外までにも衝撃が走った昨年の10月1日(File No.811参照)…早いもので猪木さんが旅立たれてもう半年以上(3月の時点でも4ヶ月)となりましたが、紆余曲折あってやっと実現したお別れの機会、平日午前中の開催とあって会社を休んで行って来ました。

前週の土・日から前乗り、4日土曜日の夜は猪木信者の有志一同と共に、猪木さんの元マネージャーだった甘井さんを囲んで行われた偲ぶ会に参加しました。
場所は六本木の魚洋水産、こちらは生前の猪木夫妻が大変ご贔屓にしていたお店で、在りし日の猪木さんの写真やサイン、グッズが多数飾られていました。
また、すぐお隣には猪木さんの奥様がかつてやっていた伝説の?バー“ズッコ”の跡地あり、勿論現在は違うお店になっていますが外観だけ見学して来ました(笑)。

翌日は猪木さんの一番弟子・藤波さんのトークイベント、司会が“プロレス界の生き字引” 流智美先生と言うこともありコアなトークに花が咲きました。
その内容はとても伝えきれませんがただ一つ、いつの日か訪れる藤波さんの引退試合は息子LEONAさんとのシングルマッチ、後楽園ホールでのワンマッチ興行となりそうです(笑)。オプション特典のツーショット撮影では真っ赤なガウンに身を包んだ藤波さんに敬意を表し、私も猪木さんの遺品であるジャケットと赤いマフラーで撮らせて頂き光栄でした。

翌日は我が社の大きな仕入れ先であるニックス株式会社の社長の告別式に急遽参列する事になりました。お亡くなりになった西澤社長とは私も過去何度か面談させて頂きましたが、聞けばまだ53歳との事、訃報を聞いた時はあまりにも早い旅立ちに声を失ったものです。
その日の夜は新宿FACEにて東京女子プロレスを観戦、猪木さんと誕生日が同じかみーゆに明日お別れの会に行って来ると報告すると「楽しんで来てね!」…ん?これって楽しむものなのか!?(苦笑)

一夜明けた本番当日、実は私、最初に開催が発表された時、行こうか行くまいか迷いました。会がどんなに盛大に行わたとしても、そこにはアントニオ猪木がいないと言う非情な現実、言い知れない虚しさが私の心に陰を落としブレーキをかけていました。
結局、やはり最後のけじめとして行くと決断し、こちらも賛否両論ありましたが有料チケット制となった第1部のセレモニー(第2部の一般献花は無料)を友人にお願いして一緒に予約してもらいました。
試合があるわけでもないのにチケットがわずか一日でほぼソールドアウトになったのには驚きましたが、それから数日して主催側である湯川会長のOSGコーポレーションの担当の方から「招待席をご用意しています」との連絡がありました。 お~い、もっと早く言ってよ(苦笑)!! OSGさんの用意してくれた席の方が良かったので(一般販売しないアリーナ席)友人と2人分お言葉に甘えさせて頂く事となり感謝です。
招待状には「平服でお越しください。」とありましたので当然、前述の猪木さんのジャケット及びマフラーで参列しましたが、それでも特にレスラー、関係者が多いアリーナ席は喪服(または黒、グレイ系)で来ている人が大半だったので目立った事…あっ、前日のニックス社長の告別式はちゃんと黒系スーツに黒ネクタイでしたよ(笑)。

そう言えば、ファンの間で皆から嫌われ通称オ○チと呼ばれている鼻つまみ者の輩がSNSで私の事を「皆が黒の喪服の中一人目立とうとしている」と的外れな誹謗中傷をしてかえって笑い者になっていました(笑)。因みにこの輩、「自分は正装で行く」と宣言しておきながら当日遠巻きに見たその姿はいつも通りの小汚い格好にGパンでひんしゅくを買っていました(笑)。また、こういう無教養な輩には明治時代初期まで喪服は白だった事、Gパンは昔で言えば作業着だった事も教えてあげたいです(爆笑)。

あ~、すみません大事な猪木さんのお別れ会の話に、こんな低次元の輩の話題で数行費やしてしまいました(苦笑)…閑話休題、当日の模様はテレビのワイドショーなどでも流れましたので詳細は省きますが、2日前にお会いしたばかりの藤波さんのお別れの言葉には思わずもらい泣きしてしまいました。
会の終了後、「お疲れ様でした」と挨拶に行きましたが、藤波さんの目もまだ潤んでいましたよ…。

私がどこにいるかわかりますか?(週刊プロレスより)

私も最後のダーッ!、そして猪木さんの遺影の前で献花し手を合わせた事で一つ心の区切りがついたような気がしました。色々と葛藤はありましたがやはり参列して良かったです。
(アントニオ猪木お別れの会 当日の模様 こちらをクリック)

この週の週末は大阪にて長期欠場から復活した伊伏幸太選手のイベントがあり文字通りの大盛況でした。また、前月京都でお会いした神姫楽ミサちゃんのイベント、杏ちゃむちゃんが出場した群馬での覆面マニアも観戦しました。
(この期間のツーショット集 こちらをクリック)

猪木さんのご遺骨は現在改装中の横浜市鶴見区にある猪木家の墓に納められると聞いていますので、改めて墓参りに行くつもりです。
そして、半年前にも記したように私は元気で長生きし、79歳になった暁には改めて墓前にて「とうとう追いつきました。」と報告するつもりです。勿論、白の喪服と赤いマフラーを身にまとって…。