FILE No. 866 「少子高齢化」

「少子高齢化」

この度の能登半島地震におきまして被災された皆様にお見舞い申し上げ被災地の一日も早い復興を願います。不幸にも犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

あけましておめでとうございます。
新しい年、2024年がスタート致しました。我が社は本日5日が仕事始め、まだまだ正月ボケが抜けていない方も多いでしょうから(かく言う私がそう笑)今週は挨拶程度の内容で終わらせましょう。

昨年末にネット上で目にして一番衝撃を受けたのが、2023年の日本人の出生数、要するにこの年に生まれた赤ちゃんの数が70万人台前半の見込み(このブログ更新の頃には正確な数が判明しているでしょう)と言うニュースでした。
その前年(2022年)の史上初の80万人割れ(79万人)に続き、そこからさらに減ってこれで8年連続の減少、2016年に初めて100万人を割り、それからわずか7年で率で言えば実に25%ものダウンとなるのです。日本の人口そのものも14年連続で減っており、2022年は過去最大級の80万人減となったそうですが、それに対し生まれてくる子供の数が絶対的に少ないのですから少子高齢化に全く歯止めがかかっていない事がわかります。 もし今後も7年で25%の同じペースが続けば、私の計算では50年後の出生数はなんと10万人以下!! 日本はジ・エンドですよ(涙)。
この問題は今になって始まった話ではなく、少子高齢化と言う言葉がクローズアップされて久しいのですが、私は常に違和感がありました。…と言うのは私がガキの頃は学校の授業や各種書籍などで「日本は人口が増えすぎて深刻な問題に陥る。ただでさえ国土が狭いうえに食料自給率も低いので住宅難や食糧不足に見舞われる」と散々脅かされて?来た気がするからです。それが今になって真逆の事を言われても、何処かのオ○チじゃあるまいし手のひら返しかよ(苦笑)!一体、どこで話が逆転したのでしょうか?
日本における第1次ベビーブームは1947(昭和22年)~1949年(昭和24年)、1949年の出生数は今では考えられない驚異の269万人(!)、この3年間に生まれた世代(総計800万人以上)が所謂「団塊の世代」です。
そして第2次ベビーブームと呼ばれるのが1971(昭和46年)~1974(昭和49年)で、「団塊ジュニア世代」と呼ばれるこの時期の出生数も毎年200万人を超えていました。
私のガキの頃はこの第2次ベビーブームの真っ只中、恐らく政府のお偉いさん方もほうっておけばまたそのうち第3次ブームがやって来ると高を括っていたのでしょう。
この時期、人口増を心配して中国のように「一人っ子政策」に取り組まなかったのがせめてもの救い、もしやっていたら今頃日本は完全に終わっていました。
第3次ベビーブームの到来を予期する政府の思惑は大外れ、出生数は75年頃から少しずつ減少、時代が平成に変わった90年代には少子高齢化が叫ばれるようになり、国もようやく本腰を入れてこの問題に取り組み始めました。しかし小手先の手段では焼け石に水にしかなっていないのが厳しい現状です。

ネットで調べたのですがハンガリーの少子化対策がユニークかつダイナミックで、一定の効果を上げているようです。子供を3人産むとローン返済免除、4人産むと生涯所得税0、子供が多い程住宅購入援助、子供3人以上で7人乗り乗用車の購入費補助…etc
日本もこれぐらい思い切った事をやらないと現状打破にもならないでしょう。
そこでいつものようにアイディアマン?の私の出番(笑)、思い切って一夫多妻制を取り入れるとか、婚姻可能年齢を現行の18歳から14歳ぐらいに引き下げると言うのはどうでしょう!? 日本の民法は婚姻可能年齢がこれまでの男18歳、女16歳から、一昨年に男女とも18歳に統一と改正されましたので見事に時代に逆行しています(苦笑)。
しかし、一夫多妻制はともかく(笑)婚姻年齢の引き下げについてはもう10年以上も前に講演を聴きに行った事がある堺屋太一先生(故人)が力説されていた事で、何しろ同氏は1976年に小説「団塊の世代」(この言葉の生みの親)を執筆、その中で現在の少子高齢化の状況を的確に予見していた方につき、非常に説得力がありました。
「15歳の母」(3年B組金八先生)から既に44年、それでも日本で中学生ぐらいの年齢で妊娠・出産などしたら淫行だと大騒ぎになるでしょうが、日本の未来を救う為には手段を選んでいられません。ようはそれぐらいの事をしないと抜本的な対策が無いと言う事です。

散々危機感を煽るだけになってしまいましたが、今私に言えるのは女性の皆さん、なるべく沢山子供を産んでくださいと言う事だけ…おっと、きょうびこんな事言うとセクハラだと大騒ぎになる、日本の危機なのにそんな事言ってる場合か!?(笑)

こんな調子で今年も好き勝手な事を書かせて頂きますので、皆様宜しくお願いします。