FILE No. 891 「4月の行事(2)」

「4月の行事(2)」

蒸し暑さの増す毎日、今回は4月の総集編です。

6日は大田区産業プラザでアイスリボンと飛鳥プロレスの昼夜興行、ダブルヘッダーの杏ちゃむちゃんは昼は新人・芦田美歩とのシングル戦でバズソーキック一発で完勝、夜は男女ミクスドマッチで久々に相棒・YuuRIとの対決が実現しました。
翌7日はディアナのアミスタ大会でデビュー7周年記念マッチの関口翔とタッグを結成、この日は対戦相手を含め4人全員が関口翔選手のコスチュームを着用する試合形式で、レアな写真が撮れました。

梅屋敷にある伊藤道場

翌週13日もアイスリボン&伊藤薫道場のダブルヘッダーでしたが、実は追いかける私はトリプルヘッダー(苦笑)、2つの興行の間に藤波辰爾さんの撮影会イベントがあったからです。アイスリボンの道場が西川口で12時開始、藤波さんの撮影会場が高円寺のスネークピットで15時から、初めて行く梅屋敷の伊藤道場は17時、移動も大変ですが時間に間に合うか冷や冷やもので綿密に計算していました。
アイスの試合後物販に参加していたら間に合わないので最初から諦めていたら、伊藤道場とのはしごの杏ちゃむ&YuuRIのお二人も物販はなし、私が高円寺を経て伊藤道場に到着したのが試合開始時間の5分前で文字通りの滑り込みセーフでした。
この日2試合目となる杏ちゃむ&YuuRIのクイーン・バルキリー(QV)の相手はキャリア35年(!)の大ベテランのいとなべコンビ(伊藤薫&渡辺智子)で、予想通り2人ともボコボコにされての完敗でしたがその受けっぷりはお見事でした。
道場マッチにつき観衆は25人程でしたがこの小さな箱でこんな激闘が観られるとは(涙)…さらに嬉しい事に全試合終了後リング上で出場全選手との無料記念撮影タイムまであったのです。なんせ無料ですよ無料(笑)!
この規模だから出来ると言ってしまえばそれまでですが、本来のファンサービスの原点に還ったような素晴らしさ、ぼったくりの象徴ブ〇ロードに爪の垢を煎じて飲ませたいです(笑)。
翌日はアントニオ猪木生誕の地、神奈川県の鶴見に移動、昨年9月の一周忌(File No.859 参照)以来半年ぶりに猪木さんの眠る総持寺に行って来ました。

猪木さんの眠る鶴見の総持寺

何しろ前日がドラゴンとの撮影、そしてこの日は猪木さんを訪ねるとあって私はスーツにネクタイ、そして猪木さんのお古である赤いマフラー着用の正装、しかしこの日はかなり暑く汗だく、そう言えば昨年9月も酷暑でした(汗)。
午前中の早い時間とあって猪木さんのお墓周辺は本当に人っ子一人いない状態、おかげで
じっくり猪木さんとお話出来ましたよ…。

墓参りを終えて向かったのはFMWEの鶴見青果市場大会、この日は大仁田さんのデビュー50周年記念大会でした。
1974年のこの日、4月14日に16歳でプロレスデビュー(全日本プロレス)した大仁田さん、以後FMWを設立して前代未聞の電流爆破デスマッチを導入してメディアを席巻、遂には政界にまで進出と、この方も猪木さん並みに波乱万丈の人生を送られていますが、その間7度(!)の引退を繰り返してとうとう50周年…何とも感慨深いものがありました。メインの試合後の大仁田劇場では予想通りバケツで水をぶっかけられスーツがズタボロ(苦笑)、勿論猪木さんの本物マフラーだけは予め別の市販品に取り換えておいたので無事でした。8月にはかつてFMWのビッグマッチの聖地だった川崎球場にて改めてデビュー50周年&テリー・ファンクの一周忌興行も決まり楽しみです。

翌週末もFMW絡み?ミスター雁之助さんのトークイベントがあり、さらにいよいよGWに突入の27日は大阪でVKFアゼリア大正大会、翌28日はアイスリボンの埼玉スキップシティ大会で杏ちゃんの連戦を応援に行きました。
実は28日には渋谷で前田さんと新間さんのトークイベントがあり、そちらも行きたかったのですが時間的に無理だろうと諦めていました。しかしアイスでの杏ちゃんは第1試合、これなら急げば間に合う!?と危険な?賭けに出ました。
スキップシティは最寄り駅(西川口)からかなり遠いので、予めタクシーを予約して待機してもらうつもりでしたが、タクシーアプリが発達した今って予約受けてくれないのですね~(汗)…第1試合が終わるとダッシュで会場脱出、幸いすぐタクシーが捕まり、結局イベントには5~10の分遅れで到着出来ました。
翌29日は4月ラストイベントで前月(3月)に続きまたもや新潟入り!
10年以上も来ていなかった地に一ヶ月の間に計三度も来ることになるとは思いませんでしたが、新潟と言えばジャイアント馬場さん生誕の地(三条市出身)、今年は没後25年と言う事で展示会があり、この日は大仁田さんとグレート小鹿さんのトークイベントが組まれ、前売りでチケットソールドアウトの大盛況でした。東京はイベント飽和状態で何処も苦戦、一方地方はまだまだ情報に飢えており格差を感じます。交通費や宿泊費など物理的にクリアすべき問題がありますが、地方活性の為に出来ればこういう機会を増やして欲しいものです。

新潟にて馬場さん没後25年の展示

トーク中、私がいる事に気が付いた大仁田さんは「おっ!」と意外そうな顔、さらに終了後のスリーショット撮影会時には「何で杏ちゃむいねえのに来たんだよ。」とお約束&安定のやり取り(笑)、横の小鹿さんが「あんたら何でそんなに仲いいんだ?」と撮影するのになかなか正面を向いてくれませんでした(笑)。
実はこの大仁田さんと小鹿さん、そして前日の前田さんと新間さんの組み合わせのイベントは数年前にも都内で実現しています。しかしその時はスリーショット撮影がマスク着用(強制!)だったので私はスルーしました(マスクの写真に誰が金払うか!)。しかし無念の思いはずっと残っていましたのでこの二日間でリベンジ出来てほっとしました。本当にこの日本の馬鹿なマスク社会を終わらせましょう!
4月総集編 こちらをクリック

我々の業界は4月の終わりにトップメーカーのエフピコが大幅値上げを発表、このブログ更新の頃は各社値上げラッシュで大変な事になっているでしょうが、そちらの話題も改めて取り上げます。

2017年フロリダにて、ワイルド・サモアンズと(右がシカ・アノアイ)


【 訃 報 】
“南海の獣人”ことシカ・アノアイがお亡くなりになりました(享年79歳)。双子の兄、アファ・アノアイとのコンビ、“ザ・ワイルド・サモアンズ”で国際プロレスや新日本プロレスに来日、2007年には兄弟でWWF殿堂入りを果たしています。心よりご冥福をお祈り致します。