FILE No. 935 「真冬の北海道遠征」

「真冬の北海道遠征」

5月最初の回にようやく1月最後のネタをお届け致します。
会社をお休みして3泊4日の日程で北海道に行って来ました。
何だかんだと言いながら北海道には通算10回以上行っているはずですが(大半は札幌)殆どが気候の良い夏、こんな真冬に行くのは初めて行った1993年以来、実に32年ぶりの事でした。その時は2月の札幌でしたが、朝から晩まで一日中雪がぱらつく毎日で、凍えるように寒く道路がツルツル、無知な私は無謀にも普通のスニーカーで行ったので毎日4~5回は転んでいました(苦笑)。
…と、ここまで書いて過去のブログ記事を調べていたらちょうど10年前、2015年の1月にも札幌に行っていた事を思い出しました。
(File No.411「トワイライトエクスプレス」参照)
つまり厳密には10年ぶりの真冬の北海道となるのですが、その時は廃線目前のトワイライトエクスプレスに乗る事のみが目的で、朝札幌に着いて夕方の飛行機で帰りましたので(つまり札幌には0泊!)やはり本格的には32年ぶりと言って良いでしょう。

今回は杏ちゃむちゃんの札幌&北見遠征の応援で、なんと2試合とも普段はやらないマットプロレス…杏ちゃん以外の出場メンバーはドレイク森松、沙恵、マリ卍、フライング・ペンギン、救世忍者乱丸と見事にドレイクファミリーが勢揃いでした。
個人的にマットをプロレスと呼ぶには些か抵抗がありますが、その観戦に北海道まで行く私も大した大馬鹿者です(苦笑)。しかし32年前と違い今やすっかり老体の身(苦笑)、滑って転ぶと大変なので冬靴を購入し防水スプレーをしこたま振って準備万端で乗り込みました。

出発は1月31日、前日東京にいた為11時に羽田を発ち12時半に新千歳空港に降り立ちました。予想通り小雪が舞い散り寒い事、エアポートで札幌へと移動し先ずはラーメン屋を探しました。過去の札幌ではラーメン横丁を全店制覇、続いて札幌駅前にあったエスタの中のラーメン共和国も攻略しようと思いつつ中途半端に終わっていたので、10数年ぶりに再開しようと行ってみて愕然、エスタが既に閉館になっていて時の流れを実感しました。意外にも駅前でラーメン屋を見つけられず近くの寿司屋で食事を済ませホテルにチェックイン、今宵の試合は20時半からなのでゆっくり一休みしました。
すっかり真っ暗、一段と冷え込んで来た夜に会場に向けて出発、行った事がある方はご存じでしょうが、すすきのは碁盤の目のように南七条西4と言った具合で標記されており、私のような方向音痴でも非常にわかりやすいです。先ず10年ぶりとなるラーメン横丁に立ち寄り、試合会場となるミュージックバーに到着しました。
対戦カードは選手が入場するまでわからない方式で杏ちゃんは第1試合に登場、フライング・ペンギンと対決しました(大阪に続きこの月2度目)。
戦場となるマットは床に養生テープで固定されているものの激しいアクションですぐに外れてしまいますが、杏ちゃんはこれを利用しマットでペンギンを押さえ込んで20カウントのリングアウト勝ち(マットが無い所は場外なので)頭脳作戦で勝利しました。

札幌の会場はサッポロスタークラブ
店内の床にマット設置、この上で試合
ロイヤルホテル北見

この後シングルが2試合続き、最後にフライング・ペンギンが突然物言いをつけ急遽全員でのバトルロイヤル、何しろ週プロにも試合結果が掲載されないどインディ興行につき、記録マニアとしてはきちんと全試合結果を書き留めておきます。

1月31日 サッポロスタークラブ 開始20時半

翌2月1日は第2戦目となる北見への移動日ですが、何しろ札幌から北見までは約300Kmの大移動、選手は車で移動したそうですが、私はのんびりと電車で行きました。
午前11時札幌発のライラック13号で12時半に旭川に到着、そこから待ち時間が2時間もあるので駅前を散策し旭川ラーメンで昼食、14時40分の石北本線きたみに乗車してたっぷり3時間半、合計7時間の道程で18時1分に北見に到着した時は既に真っ暗でした。
翌2日の本番の試合会場であるホテルロイヤル北見もホテルから歩ける距離で、この日の杏ちゃんは第2試合で沙恵との試合が待っていました。一昨年の地元長野で勝利し信州ガールズのベルトを奪還した因縁の相手でしたが、カウンターのキックの前にまさかのフォール負け!マットとは言え2年前に決着済みの相手に負けたのはかなり衝撃的でした。
この日もシングル3試合が終わると札幌と同じくペンギンがバトルを要求するお約束、攻防も前々日と殆ど同じでしょっきりプロレスの醍醐味を堪能しました(笑)。

2月2日 ホテルロイヤル北見 開始14時

翌日は朝一の飛行機で女満別空港から羽田経由で伊丹に乗り継ぎ無事帰り真冬の北海道遠征は無事終了、冬靴のおかげで一度も転ばずに済んで良かったです(笑)。
ツアーダイジェスト こちらをクリック

寒い時期のネタがまだ続きます…。

北海道シングル連戦は1勝1敗

【 訃報 】
元新日本プロレス専務取締役営業本部長でアントニオ猪木さんのマネージャーを務めた”過激な仕掛け人”新間寿さんが4月21日、ご逝去されました(享年90歳)。
世紀の一戦、猪木ーアリ戦を始めとした数々のビッグマッチ、藤波辰巳のドラゴンブーム、初代タイガーマスクのデビュー、前田日明や長州力をスカウトとプロレスブームを支え2019年にはWWEの殿堂入りを果たしました。イベントで何度も話を伺う機会がありましたが、その度に8歳も年下だったアントニオ猪木に心から惚れ込んでいる事が伝わって来て、私も自分の親が亡くなったぐらいのショックでした(涙)。天国で猪木さんとの過激な名コンビの復活を心より願います…。
新間寿さんとのツーショット集 こちらをクリック