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連載400回までいよいよマジックは2となりましたが、今週は10月の総集編です。
月の初めに筋トレをやっていた時の事、突然左腰に激痛が走りました！
すぐに運動を中止したものの痛みは治まらず、あ〜、やってしまった、所謂ぎっくり腰というやつです。
二年前にベトナムに行った時（FILE No.301〜303参照）飛行機に乗る直前に腰痛に襲われた恐怖を思い出しましたが、完治したと思ったら数年に一回は暴発するんだよなあ…。
歩くぶんには問題ないのですが座ったり立ったり、あるいは寝たり起き上がったりする時が痛くてたまらないので翌日病院に行き、それからはずっとコルセットをはめていました。
こんな時に間が悪く10月は出張だらけ、7〜11日はメーカーさんの会合や展示会が重なりずっと東京にいました。
東京の夜と言えば例によって後楽園ホール、この週は華名選手の自主興行を観戦出来ました！ 会場は平日というのになかなかの盛況、この日のメインは華名と鈴木みのるがまさかのタッグ結成で藤原組長＆朱里と戦う異色のカード、ファンの興味をそそるマッチメイクの勝利で華名の選手としてだけではなくマッチメイカーとしての非凡な才能を感じました。 久々に新作Tシャツも入手でき、大満足な興行でした。
（カナプロマニア:パーティーの模様はこちらをクリック）
翌日の夜も後楽園、この日は武藤敬司が昨年旗揚げしたWRESTLE-1の大会で、私は同団体の初観戦でした。
そしてこの日は何と、日本小売業協会の近江部長が「是非一度連れて行ってくれ」という事で人生初のプロレス観戦！ お楽しみ頂けたでしょうか（笑）。
私も正直そんなに大きな期待はしていなかったのですが…生で見ると面白いですね〜、プロレスはやはりライブに限りますわ。
「あらゆるスポーツやエンターテインメントの中でプロレスは一番面白いと自信を持って言える。」と言ったのは天龍源一郎ですが私も全く同感です。
思い返せば音楽、映画、歌舞伎、マジック、野球、サーカス、オペラ、ミュージカル、吉本新喜劇…etc こう見えて私も広く浅く色々と過去には行っておりますが、やはりライブプロレスの面白さは群を抜いていますよ。
何処が？と言われてもこれは理屈じゃ説明できません。それにしてもこんなにも面白いものを一生に一度も見ずに死んでいく不幸な人たちの何と多い事よ（大きなお世話ですか？ 笑）。 プロレス観戦希望者は是非とも気軽に私にお声かけ下さい（笑）。
（WRESTLE-1の模様はこちらをクリック）
翌日の夜は一年ぶりにアイ・プランニングの内藤さんとお会いして食事をさせて頂きました。
良い機会なので欧州視察（FILE No.391〜394）で訪れたフランスのモン・サン・ミッシェルの名物ふわふわオムレツを食べさせてくれる系列店に行って来ました。 包装業界や筋トレについてなどついつい話がはずみ、私にしては珍しく飲みすぎて翌日は胸焼け気味でした（苦笑）。
いつもの事ながらプロレスと食べる話ばかりになっておりますので、ここらで少し真面目なネタを、翌10日は終日、日本小売業協会さんが主催の都内の流通視察に参加して勉強させて頂きました。
題して「国内（シニア＆女性対応）最新流通視察会」、世界で最も少子高齢化が進んでいる我が国における小売の取り組みを見学してお話を聞ける貴重な機会です。
朝の9時に東京駅に集合、参加者は二日ぶり（笑）の近江部長を含め26人で、このメンバーで夕方までバスで都内を回りました。
まずやって来たのは三越日本橋本店で、担当マネージャーのご案内で店内を見学させて頂きました。 同店では今年春から本館7階にシニア向けのカフェを軸とした「Hajimarino cafe」（はじまりのカフェ）をオープン、定期的に各種講座を開いたりと、単にモノを売るだけでなくコトを売るという発想で集客に繋げているそうです。
4階のシニア向けのアパレル売り場は失礼ながらこれが本当にお年寄り向けなのか？というようなカラフルな品揃えで驚きました。
情報発信や販売促進が大きな役割である我々のパッケージの世界もこれからはどんどんその対象がシニア世代になっていくわけですが、一概に色使いやデザインを地味にする必要はないとつくづく感じました。
続いてやって来たのはイオン葛西店で、このお店も4階全体を55歳以上のG･G（ジー・ジー＝グランド・ジェネレーションの略、決してジジイではない 笑）向けにしてカフェやカルチャーなどを充実させています。
奇しくも同店でも担当の方からは「新たなコトのあるライフスタイルを提案する。」という言葉が聞かれ、水元仁志先生が提唱したコト販売手法は今や流通小売の世界ですっかり定着している事と、当社が学んで来た事が間違いではなかった事を改めて確信しました。
スケジュールがタイトなので慌ただしく食事を済ませ、午後にやってきたのはコンビニエンスストアであるサークルKサンクスの晴海フロント店で、こちらはこの6月にオープンしたばかりのカフェを併設した新業態店舗でした。
ドリンクの他にオムライスやパスタ、サンドイッチ、スイーツ類を充実させ、通常のコンビニなら100円程度のコーヒーが一杯250円と割高にも関わらず売り上げは好調との事、時間節約型のコンビニと時間消費型のカフェを敢えて融合させたコンセプトが当たったようです。
この後は大森に移動してダイシン百貨店へ、テレビの「カンブリア宮殿」でも紹介されたこのお店は、駅からは徒歩12分という不便な場所ながら年間400万人が訪れ年商60億円を誇る超人気店でその原動力となった西山社長が直接熱弁を奮って下さいました。
この日最後の訪問は見学のみでしたが、蒲田の駅のすぐ近くにある、ファミリーマートとカラオケボックスを併設しているユニークなお店でした。
スーパーとコンビニ、コンビニとドラッグなど違う業態同士が合体する例は色々と見ましたがカラオケと合体とは…。 レジは共通でカラオケの方は店員不要なので（客は飲食物持ち込み自由）なかなか合理的です。あっそうそう、最新情報によると何処かにファミリーマートと卓球場（！）が合体したお店もあるそうですよ。
時間を大幅に超過して夕方の18時半にようやく解散となりましたが、前夜に飲みすぎたせいか移動のバスの中ではひたすら爆睡だった私、視察終了後は近江部長、今年は海外で三度もご一緒したコンサルタントの安井先生と三人で食事に出かけ、前月の欧州視察の思い出話に花が咲きました。
（国内最新流通視察の模様はこちらをクリック）
11日はようやく大阪に戻る日、お昼はプロレスリング・ノアのエースで副社長である丸藤正道選手が赤坂で経営しているお店によって、名物・不知火（しらぬい）カレーを頂きました（因みに不知火とは丸藤選手の必殺技の名称です）。
このカレー、一人前に淡路島産の玉葱を一個使用しているのがうりで、宣伝文句の通り「甘さ、コク、辛さが順番に来る美味しさ」、おまけに添えられたチキンレッグもスプーンで切れるほどの柔らかさでした。
食事を終えて大阪へ…と言いたいところですが寄り道して私が向かったのが両国国技館、この日は神取忍選手の生誕50年記念イベントが開催されたからです。
神取忍と言えば柔道から86年に女子プロレスに転向して第一線で活躍、一時期は自民党所属の参議院議員も務めた大物で、そのたぐいまれな強さからついたニックネームは「ミスター女子プロレス」「女子プロレス最強の男」、そしてその神取が生誕50年記念に戦う相手はかつてクラッシュギャルズで一世を風靡した長与千種！ 昭和のファンには堪らないカードです。
1987年10月20日の東京・大田区体育館での全日本女子プロレス（解散）の試合での事、リング上の長与千種に観客席にいた神取がマイクを掴んで対戦表明をした事がありました。
この時神取は所属していた団体とトラブルを起こして離脱、フリー宣言をして全日本女子の会場にやって来たのです。
団体の壁を超えた夢の対決が実現か！？ 色めき立ったのも束の間、神取の契約問題がクリア出来ず世紀の大一番はあっさりと流産してしまいました。
それから24年の時が流れ遂に叶った夢、こりゃあ女子プロに興味の薄い私でもグッと来る試合ですよ。
しかも神取と長与の脇を固めるのは天龍源一郎、藤原組長、ダンプ松本、堀田祐美子と豪華な布陣が勢揃い！誰と誰が戦っても夢の組み合わせでこれを見ずして大阪にゃ帰れません（笑）。（神取忍、ダンプ松本、藤原喜明 vs 長与千種、堀田祐美子、天龍源一郎） 様々な夢を見させてくれたドリームマッチは最後はやはり神取と長与の対決となり、神取がスリーパーホールド（裸絞め）で長与を落としTKO勝ち、24年ぶりの決着戦を制しました。
やはりプロレスは長い長い素晴らしい大河ドラマ、いや〜、良いもの見せて頂きました！
それにしても週に二回も藤原組長の試合を見るとは夢にも思わなかったです（笑）。
組長、相変わらず元気ですね！
尚、この日の会場には神取選手の生誕50年を祝ってプロレス、芸能各界から届いたお祝いの花がずらっと並んでいましたがかつて所属した自民党からは何もなし、ネームバリューを利用するだけ利用して政界って冷たいものですね（笑）！
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| （次回へつづく） |
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