FILE No.842 「関節技の天使(4)」

「関節技の天使(4)」

夏真っ盛りの中、三ヶ月遅れで4月の総集編をお届けします。

エイプリルフールの1日は東京にて“関節技の天使”杏ちゃむちゃんのコスチューム撮影会、翌日は大阪に戻り、176BOXでダンプ松本主催の極悪祭に行って来ました。
この日の杏ちゃんは柳ヶ瀬プロレスのマリ卍とシングル対決、キャリア的にはほぼ同期の相手でしたが、最後はお互い逆さ押さえ込み狙いから崩れてのダブルフォールのドローで決着は持ち越しとなりました。

4月の2週目&3週目の休みはのんびりしようと思っていたら、全くノーマークだった16日のアイスリボンに杏ちゃん久々の参戦決定、それも2月の京都で私のスポンサードマッチで戦った神姫楽ミサちゃんと初タッグ結成!これは見逃せないと老体に鞭打って(苦笑)日帰り参戦を強行しました。

会場は埼玉県川口市にある「さいたま新産業拠点」、SKIPシティの多目的ホール、最寄り駅の西川口から歩いて行ったら予想外に遠く汗だくでした。
同施設内でウルトラマン展を開催していたので開場時間までの良い暇潰しになり、お目当ての試合は杏ちゃん&ミサちゃんの華やか友情タッグは息もぴったりで鈴木ユラ&咲蘭組に完勝、試合後は西川口駅近くのバーで先月に続きミサちゃんのバー・イベントに顔を出して帰って来ました。

翌週末の杏ちゃんは怒濤の連戦、22日が大田区産業プラザにて飛鳥プロレスの2回興行、さらに王子に移動してガンバレプロレスにも出場と史上初のトリプルヘッダー(!)が待っていました。おまけに翌23日の夜には雫有希さんの自主興行もあり、2日で4試合の文字通りの死(四)のロードです。
飛鳥プロでの初戦は真琴とのコンビでSAKI&本間多恵組と対戦、SAKIのランニング・ブレーンバスターの前に惜敗、2興行目では柳ヶ瀬プロレスの沙恵とのシングル戦が組まれました。
沙恵はこの時点で杏ちゃんが所属する信州ガールズプロレスリングの無差別級王者、このブログの更新翌日である7月15日には杏ちゃんがホームリングでタイトル奪還に挑む大一番が待っており(詳報後日)、ノンタイトルながら三ヶ月前に前哨戦が組まれたわけです。最も主催の飛鳥プロは信州ガールズの流れを全く把握しておらず偶然マッチメイクしただけで、予想外の反響に驚いていたそうですが(笑)。
これまでシングルで一度も勝てなかった相手ですが、杏ちゃんは2戦目のハンディをものともせず白熱戦を展開、20分フルタイムでこの日初めてドローに持ち込みました。
決着戦を観る為、皆さんがこのブログに目を通す頃、私は長野の地にいるはずです(笑)。
休む間もなく王子に移動しての3試合目はYuuRIちゃんとのシングルマッチ、1月15日の深夜興行(File No.825 参照)以来の再戦でしたが、実はこの日のガンバレプロレス王子大会は同じ会場での1日3興行(!)でYuuRIもトリプルヘッダー、つまり杏ちゃんとはお互い3試合目同士の対決でした。思えば前回も真夜中2時の試合(しかも午後からもう1試合)、何故この2人が戦う時は常に過酷な状況下なのか(苦笑)?

これは何だ!?恐怖の技が誕生!

過酷なトライアスロンマッチでしたが、ここで杏ちゃんはびっくりの必殺技を公開しました。YuuRIの片腕をワキ固めで極めてグラウンドの態勢へ、ここまではほぼ毎試合見られる定番のムーブですが、この日はそのままもう片方の腕で相手の両足を折りたたみ、さらにもう片方の腕も捕獲し、両手両足を同時に極められたYuuRIはたまらずギブアップしました。試合後に話を聞くと狙っていたわけではなく全く偶然の産物との事、しかしそれが咄嗟に出せたのも日頃の練習のたまものだと思います。
後日発表された新必殺技の名称は「あの日見た技の名前を僕はまだ知らない」、長過ぎるので略して「あの技」!私としてはもっと格好いいネーミングが良かった(苦笑)。

翌日は大盛況の武藤敬司&蝶野正洋さんのトークイベントに参加した後、埼玉県蕨市(最寄り駅は二週連続またも西川口 笑)のアイスリボン道場でもあるレッスル武道館を初めて訪れました。
前夜、突然誕生の「あの技」を改めて練習で試した杏ちゃん、実験台となった男子の花見達也選手ですら完全に極まると動けなくなったそうで、本当に恐怖の技が誕生したものです。
本番の試合では雫有希とのコンビでトトロさつき、海乃月組を相手に2日で4戦目の疲れも見せず激闘フルタイム・ドロー、この日は残念ながら「あの技」は不発に終わりました。

GW突入の29日はマジックボックスにて4月のラストマッチです。
因みに私は前夜に今月二度目の神姫楽ミサちゃんイベントに行って来ました(またもや西川口!笑)。
この日の杏ちゃんはシークレットベースの新人・鈴木謙介とのコンビで相手は現マジックボックス無差別級王者の橋之介&大谷讓二、男子3人に囲まれてのタッグマッチでした。
女子の杏ちゃんがチームリーダーの役割を担う事になりましたが、海千山千の橋之介&大谷の前にキャリア不足の鈴木謙介が長時間捕まる一方的な展開に終始、最後は惨敗に終わり、試合後の鈴木選手は控え室で「何も出来なかった…。」と号泣していたとの事…
誰もが通るほろ苦い下積み時代、その悔しさを忘れず精進して欲しいものです。
そして試合後のリング上でも思わぬハプニング?あり、勝ち誇る王者・橋之介に杏ちゃんが挑戦宣言をやってのけ、男子対女子の異色のタイトルマッチが翌月の大会で電撃決定!
5月が杏ちゃんの誕生月とあってご褒美的なマッチメイクとの事でしたが、これで翌月が俄然楽しみになって来ました(詳報近日)。

(杏ちゃむ💛4月 ワンショット こちらをクリック)
杏ちゃむ💛4月 ツーショット こちらをクリック)
(4月のツーショット こちらをクリック)

酷暑が続く中、5月ネタも小出しにしていきます。