FILE No. 918 「地元凱旋」
「地元凱旋」
あけましておめでとうございます。
弊社の新年の営業開始は1月6日月曜日、例年ブログのスタートもその日に合わせていますが今年はお年玉替わりの大サービス、昨年10月のネタを未だ積み残している事もあり、本日3日より更新させて頂きます。私のように正月休みで暇を持て余している方がアクセスして下さるのを期待していますよ(笑)。
新春第1弾はやはり杏ちゃむちゃんの登場、10月12~14日の3連休に彼女の地元・長野で行われた3連戦に遠征して来ました。
初っ端の12日は諏訪での大会、これまで長野市での試合は幾度となくありましたが、この地は杏ちゃんにとって正真正銘の地元(諏訪郡下諏訪町生まれ)、初めてとなる地元凱旋興行でした。大会名はズバリ「ANCHAMMANIA」(杏ちゃむマニア)、会場はなんと諏訪湖に浮かべた巨大なイカダで、ここにリングを組むと言う画期的なイベントでした。
当日は新宿から特急あずさで約2時間かけて上諏訪へ移動、ホテルに荷物を預けぶらぶら歩くと諏訪湖に到着、湖面に浮かぶリングを発見しました。
観客は船で順次イカダにピストン輸送されましたが、何しろイカダの上にはお手洗いが無いので事前に何度も行っておきました。
イカダの上に並んだ椅子は約60席、初の地元凱旋を華々しく飾るべく全席分の紙テープを持参しました。
実は杏ちゃんは10日にロンドンで試合、4時間だけ寝て飛行機に乗り12日の朝に帰国して長野入りと言う超強行軍、折角の凱旋興行だけにベストコンディションで出場させてあげたかったところでしたが、こればかりは仕方ありません。
いよいよ試合が始まりましたが、選手も当然岸から船に乗っての入場なのでリングインまで時間がかかります。リングコールと同時に皆が一斉に紙テープを投げましたが、その時強風が吹いてテープがあわや湖面に!?のハプニング、皆がちょっとしたパニック状態となりました。
特に信州プロレス代表にして長野県議会議員のグレート・無茶さんが「俺の立場が危うくなる!」と一番大慌て(笑)、幸いにも湖面の被害はゼロで環境破壊は回避、どうもお騒がせしました!
“水上マッチ”と言えば水の中に落ちるのがお約束、時差ボケの杏ちゃんも救命胴衣を着用のうえで藻の浮いた臭い水中に落とされて場内を盛り上げ、最後は勝利で故郷に錦を飾りました。
この日は上諏訪で一泊、翌日は長野市の松代町での試合でしたが幸いにも東京から車で来た友人がいて同乗させて頂き1時間かけて移動しました。会場である松代公民館に着くと近所は祭りで大賑わい、実はこの時、同地は真田十万石まつりの真っ最中でこの日のプロレスも共催イベントとしての開催だったのです。
後日聞いた話ですが、我が社の同業ホクト産業さんの親会社(有名なキノコのホクトさん)の社長も仮装のパレードにいらっしゃったらしいので、私の近くを通過されたはずで際どいニアミスでした(笑)。
この日の杏ちゃんはシングルマッチ、対戦相手はXとしか発表されておらず、どんな大物が出て来るか?と期待していたら流れて来たのはなんと!“極悪女王”ダンプ松本のテーマ曲!まさかと思ったら入って来たのはご当地レスラー?のダンプママ友(しかも男!)でした(笑)。試合は予想通り大荒れの乱戦、3分10秒でノーコンテスト(無効試合)となった後ダンプママ友のゴリ押しで急遽杏ちゃんの持つチャンピオンベルトを賭けての再戦となりました。2023年7月15日に奪取以来1年3か月、一度も防衛戦を行っていなかったSGP(信州ガールズプロレスリング)無差別級選手権、その初防衛戦がまさかここで実現するとは…勿論杏ちゃんの横綱相撲でスワントーンボムから“あの技”を決めての完勝、記念すべき初防衛?となりましたが…この試合は果たして公式のタイトル戦としてカウントすべきなのか?本人が極端に嫌がっていた事だけはお伝えしておきます(笑)。
試合後は友人に送って貰い長野駅前に宿泊、前夜の上諏訪が田舎(失礼!)だったので飲み屋が沢山ある駅前がやけに都会に見えましたよ(笑)。
翌朝も友人の車で小諸に約1時間のドライブ、小諸の駅周辺も何も無いところで、さらに試合会場の小諸市総合体育館はそこからくねくね山道を下りていく辺鄙な場所でした。
当初電車で十分移動出来ると高を括って田舎(返す返す失礼!)を舐めきっていた私、もし車に同乗させて貰えなかったら重い紙テープを抱えて大変だったでしょう、本当に友人には感謝です。その紙テープも一日ずつ減っていき、荷物が軽くなっていくのが妙に嬉しかったです(笑)。この日は無料興行でしたが会場に着くと早くから長蛇の列、タダとは言えこんな辺ぴな場所に1500人もの大観衆が集まったのですから驚きました。
既報通りここ小諸は“虎ハンター”小林邦昭さん(File No.912~913 参照)生誕の地、第1試合に平成維震軍の戦友だった越中詩郎が出場し、試合後小林さんのご遺族をリングに呼び込んで追悼の10カウントが鳴らされ、小林さんのテーマ曲「The Room Part1」が流れ、貰い泣きしてしまいました(涙)。
この日は全7試合、ゲストの演奏などもあり約4時間のロング興行となり、セミファイナルに出場した杏ちゃんなど会場入りから8時間もの待ち時間で「もう待ち疲れた」との事(笑)、私も同様で友人に佐久平まで送って貰い、本当は東京を経由して家まで帰るつもりでしたが(時間的には間に合った)あまりの疲れにギブアップ、急遽東京で泊る事にしました。
(信州3連戦 ツーショット集 こちらをクリック)
10月の遠征は信州だけに留まらず、なんと翌週には海外が待っていましたがそちらは次回じっくりレポートさせて頂きます。
改めて、2025年もこんな調子で宜しくお願い致します。