FILE No. 1001 「ゴング」

「ゴング」

さて、1001回目のお題はゴング…と言っても月刊&別冊、そして週刊へと続き一時代を築いたプロレス雑誌のゴングではありません、試合開始時にカーンと音を鳴らすあの鐘のゴングです。
あの鐘はどうやって生まれたのか? お恥ずかしながら長年プロレスファンをやっていながら深く考えた事がありませんでした。
その原点は元々東南アジアで生まれた銅鑼(ドラ)…吊り下げてボーンと鳴らすあの金属の大きなお皿状の打楽器です。

以下、ドクトル・ルチャこと清水先生(元ゴング編集人)に解説頂きましょう。
ゴングの語源はインドネシアのガンラムなる民族音楽に使われた打楽器、「ゴン・グテ」(GONG GEDE)から来ていました。
17世紀にインドネシアはオランダの植民地となり、19世紀にはイギリスが干渉してオランダとの間で英蘭条約が結ばれますが、ゴングの名前もその頃にイギリスに持ち出されたらしく、世界一の海洋国家となったイギリスでは船の出航時に鳴らすドラもゴングと呼ぶようになりました。正確な時期は不明ですが、それがいつしかボクシングやレスリングの開始・終了の合図に使われるようになったそうです。
さらに清水さんによると、雑誌のゴングの創刊時、名前の候補として最初に挙がったのはリングでした。しかし既にアメリカに同名のボクシング雑誌があった為ゴングとしたそうです。それにしてもこのネーミングは秀逸でした。あの時代、ゴングと言えばリングサイドの鐘ではなく雑誌の方を指す程に業界に定着したのですから、少し大袈裟かもしれませんが、この名前あってこその成功だったと思います。

奈良県生駒市の実家のコレクションを少しずつ断捨離(File No.987 参照)している話を書いたらマニア&コレクター仲間から反響がありました。
皆さん抱えている悩みは共通なんだなと実感しましたが、その後も時々立ち寄っては作業をしていました。しかし、なんせ私の部屋からは既に冷房が撤去されており5分もしないうちに汗みどろの状態、少し涼しくなる時期まで中断するつもりですが、6月に行った時、本物のゴング(雑誌じゃなく鐘の方!)が出て来ました。

新日本プロレス実使用のゴングが出て来た!

1993年6月9日、新日本プロレスの奈良県立橿原体育館を観に行った時に入手したもので、普通に売店で売っていましたよ(笑)。
巡業中に壊れて使えなくなった 物との事で、外面的には何処が壊れているかはわからず、木槌は無くて本体のみ、忘れもしない販売価格は5000円でした。
まあそれにしてもそれを買う私も我ながらかなりの物好き(笑)、持って帰るのにポリ袋に入れてくれたのは良いのですが、一番大きいサイズの袋でも取っ手の小判抜きの部分に指が入りきらないぐらいのパンパンでとにかく半端なく重い、この日の試合に関しては全く記憶が無いのですが、生駒の家まで苦労して持って帰った事を強烈に覚えています。今回ブログを書くに当たって調べたらゴングって重量が7~8Kg(!)もあるそうで、そりゃあ重いはずです(汗)。
因みにこのゴング、格闘技関係の専門業者で通常5~6万円ぐらいで販売されているそうですが、プロレスやボクシング団体も通常は1つあれば十分、従って頻繁に売れる物ではないので常時在庫が無い特注品扱いだそうです。

以来、33年間も実家の押し入れ眠っていたゴング、闘道館に売ろうと写真を送信して査定を依頼しましたが、正直こんなもの値段つくのかな?せいぜい二束三文の1000~2000円、下手したら買い取り拒否かもと全く期待していませんでした。
どちらにせよこんなに重い物をとても東京まで運べないので今回の断捨離対象品(主にサイン色紙、フィギュア、書籍、衣類…etc)と共に送るつもりでしたが、先方から2万円との査定結果が届き驚きました。何しろこれまで売った物の大半は購入当時の価格を思いきり下回っていましたから(笑)嬉しい誤算です。
「当時新日本プロレスで使用していた客観的な証明が難しい為、今回は通常のゴングとしての査定となります。」との但し書き…と言う事は新日本実使用品の証明があればもっと高値がついたと言う事か!?当時の売店スタッフ(リング屋さん)とゴングを持って記念写真でも撮っておけば良かったです(苦笑)。
前述のように早速、他の商品と抱き合わせで先方に送るつもりでしたが、結局土壇場で止めました。ちょうどその時、試合で大阪に遠征して来た杏ちゃむちゃんに何気なくその話をしたら「勿体ないよ。貴重な物だから売らないで。」と強く、それも二回も言われたのです。前回も書いたように彼女も実家で遺品整理をしている断捨離仲間なのに…やはりプロレスラー、ゴングに思い入れがあるのでしょうか?
確かに貴重と言えば貴重ですが、それを言い出すと断捨離にならないんだよな~…場所も無いし悩みましたが、泣く子と杏ちゃんには勝てない(苦笑)?未だディスプレイ用にオフィスに飾っています。
因みに他の断捨離品だけ送ったところ、目玉商品?のゴングを欠きながらも総額158000円でお買い上げ頂き万歳でした。
地道に続けているもののなかなか進まない断捨離、まあそれにしても次々珍品が発掘されるのでブログのネタには事欠きません(笑)。

最後は6月前半~中盤のダイジェスト、閉館真近の新宿FACEでの連戦、同じく新宿の高島屋ではDDTのイベントプロレスに赤井沙希ちゃんがゲストとして登場(こちらをクリック)、そして宮戸優光さんのスネークピットジャパンでは3月に続き今年二度目のプロ&アマレスリングマッチと充実の日々でした。(この時期のツーショット集 こちらをクリック

次回は海外編をお届けします。