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社長の日誌

社長の経営日誌

田宮社長が好き勝手に織りなす独白です。

FILE No.046 2008.2.16
テーマ 「 海外出張 」
2月8日、CPJ会(シーピー化成さんの代理店会)の役員会が開催されました。昨年末、石野誠一先生に講演をお願いしたように(FILE No.014039
040 「経営の師匠」参照)この役員会で年間行事の内容と日程が決まります。CPJ会では隔年で海外視察(あくまでも視察です!)を実施していますが、今年はちょうど開催年度という事で、10月に台湾に行く事が内定しました。私は個人的にパラオ共和国を強烈に押しましたが、却下されました(笑)。

辛い事、苦しい事、リスクだらけの全く割りに合わない社長業の中で、普通の人が、なかなか気軽に行けないところに行く機会に恵まれやすい事は、ささやかな特権と言えるでしょう。我々の同業の中には、折角このような機会に恵まれながら非常に消極的な社長さんや2代目さんが多数います。理由を聞くと、
「仕事が忙しいから。」「○日以上、会社をあけられないから。」
もっとひどいのになると、
「社員に申し訳ないから。」(!)
・・・失礼ながら、(わかってないなあ。)と思ってしまいます。勘違いしてはいけません。これも重要な仕事、しかも他の人ではなくトップにしかできない仕事なんですよ! 主催する側だって遊びじゃないのですから、社員よりは部長、部長よりは役員、そして役員よりは社長に来てもらった方がいいに決まっています。ただでさえ世間体や体裁、大義名分を取り繕う業界なんですから(笑)。

古くからの当社のお取引先はご存じの事と思いますが、期間は短かったのですが、私の前に先代(現会長)の後を受けて番頭さんが社長をやっていた時期があります。(現在は退社、独立。)その頃、私が海外出張の機会が多いという話を周りにしたところ、どうも自慢話をしたふうに伝わったようで、呼ばれて「おまえは会長の息子だからって特別扱いじゃないんや。」と説教をされました。
好意的に考えれば、特別な目で見られる立場の私にあえて耳の痛い話をしてくれたのかもしれませんが、どちらにせよ身に覚えのない話なので、(理不尽だなあ。)と思いながらも黙って聞いていました。何しろ、一度言い出すと人の話を聞かないタイプの方でしたから。
後日会長と雑談をしている時、その話をすると突然、
「アホかあいつ(社長)は!それ(海外出張)がおまえ(私)の仕事なんじゃ! 特別(扱い)で当たり前なんじゃ!全然わかっとらん!」
と怒り出したので驚きました。
私に怒られても困るのですが(笑)この時は我が親ながら感心しました。創業社長と雇われ社長では意識レベルや考え方にこんなにも差があるという事を実感しました。経営者とはどんな事でも大局的に考えなくてはいけませんし、株主はそれができない人、経営能力のない人を決して社長に選んではいけません。「会社は社長しだいで決まる」(FILE No.008009参照)のですから。

おっと、すっかり海外の話から脱線してしまいました。石野先生は、世界200か国のうち、120か国は回ったそうです。ピースボード(*)による世界一周を二度も経験されています。「うらやましいですね〜。」と言うと「あなたもそのうち行けるようになりますよ!」と言って頂きました(笑)。
120には遠く及びませんが、私もこの20年間でプライベートも含め20か国ぐらいは訪れました。先生のようにいつか私もピースボードに乗ってみたいものです。今はとても無理ですが、25年後ぐらいには実現するつもりです。すぐに行きもしないのに、パンフレットだけはしっかり取り寄せました(笑)。 
人生なんて長いようで短いもの、あと何か国ぐらい訪れる事ができるかはわかりませんが、狭いようでやっぱり広い地球を船で一周して、冥土のみやげにするつもりです。


* ピースボート・・・民間レベルの国際交流を目指す日本のNGO(非政府組織)が行っている世界一周の船旅。
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