FILE No. 860 「死のロード(4)」

「死のロード(4)」

11月も半ばにお送りする9月の総集編、ハードの一言に尽きたこの月中盤~後半の残りネタを一気にお送りします。

16日はKAIRI選手の大阪ラストイベントに参加、こちらは地元なので楽ちんでしたが翌日からが大変、17日は広島、18日は名古屋と2日続けての日帰り遠征が待っていました。
広島に到着して真っ先に向かったのが原爆ドームでした。
今から40年前、テリー・ファンクが引退試合の翌々日、「どうしても家族に見せたい。」とここを訪れた際の夕暮れのドーム前に佇むテリー夫妻の写真が物凄く印象に残っていた影響で、広島に来るなら来たい場所でした。見学後は広島風お好み焼きで昼食、本日の会場であるマリーナホップ近くのフットサル場に到着しましたが、9月とは言え連日猛暑続きで炎天下の昼の野外試合は厳しく、思いきり首回りが日焼けしました。

原爆ドームにて
ファイヤープロレス開催場所はフットサル場

この日の杏ちゃむちゃんは同期となるPURE-Jの谷もも選手とシングル初対決し「あの技」で完勝、メインは大仁田さんが務めましたが試合後私と目が合うと手招き、すかさずリングサイドに駆け寄るとお約束のバケツ聖水が待っていました(笑)。

翌日は名古屋で東京女子&DDTのダブルヘッダーでしたが、朝、起きる時、情けない事に足がもつれて転倒、右膝を強打してあまりの痛さにのたうち回りました。おかげで目は覚めましたが(苦笑)右膝が熱を持って腫れ上がり歩けない程の痛み、昨年8月に痛めた左膝も完治していないのに今度は右とは・・・おかげで未だ両膝にサポーターを巻く毎日で、まさにテリー・ファンク状態です(苦笑)。
ましてや痛めた直後のこの日はマジで名古屋行きを断念しようかと思った程の辛い状態でしたが、チケットを買った(予約した)以上は這ってでも行かればならぬの使命感で名古屋日帰りを強行、さらに翌日の夜の新宿での高梨将弘興行も参戦、赤井沙希ちゃん引退ロード3連戦をどうにか見届けました。

週末の23日は京都で太田裕美さんのソロ・コンサートの後“東へと向かう列車”に飛び乗り東京へ移動、翌24日は羽田空港から秋田県の大館市へと向かいました。
昨年4月以来の映画館プロレスですが、昨年は杏ちゃむちゃんのベストバウト、佐久田俊行とのデスマッチが実現した思い出の地へ1年半ぶりの帰還です。
羽田空港では杏ちゃん初め、出場選手を多数見かけ同じ便で大館に向かいましたが、実は杏ちゃんは広島の翌々日に渡米、ニューヨークでの女子新団体旗揚げ(詳報次回予定)に参加(現地時間21日)してとんぼ返りで前夜に帰国したばかりでの秋田行き、私などとは比べ物にならない「死のロード」でした。

1年半ぶりの御成座

この日は4月の大阪で引き分けたマリ卍選手とのシングル再戦でしたが、時差ボケと疲れもなんのその、館外まで飛び出す乱闘を繰り広げ最後は一瞬の丸め込みで決着をつけました。
大会終了後、一旦ホテルに引き上げて何処かで飯と思いましたが、当地は駅周辺ですら殆ど何も無い田舎(失礼!)なのは昨年学習済み、しかしこの日はうろうろしていると小さな焼肉屋を発見、肉と白菜キムチ、ビール、締めの冷麺、それなりに食べて飲んでも5千円でお釣りが来ましたから、やはり都会と比べるとリーズナブルでした。

27日はまたも新宿で赤井沙希ちゃんベストボディジャパンプロレスでのラストマッチ、前回の大会(7月)でタッグ結成後、ベルトを賭けてシングル戦を要求された山中絵里奈選手とのBBW女子選手権は、なんとメインに組まれました。
同団体での沙希ちゃんのマッチメイクにずっと不満を感じていた私としては嬉しい限りですが、それならもっと早く良いカードを組んで欲しかったです(苦笑)。
冷静に見て力量や場数の違いで挑戦者の沙希ちゃん絶対有利は動かせないところですが、問題は引退が決まっていてこの日が最後の参戦の沙希ちゃんが新王者になったらどうするの?もしやDDTのリングでリターンマッチをやるのか?等と思案していました。
試合は想通り沙希ちゃんがケツァルコアトルで完勝しましたが、沙希ちゃんらしく、潔くその場でベルトを返上しました。思えば私も白川未奈ちゃんが参戦していた当時から数え通算5年に渡り同団体の殆どの大会に通い続けて来ましたが、この日を持ってひとまず卒業となります…。

その3日後の30日はDDT京都大会、沙希ちゃんにとっては現役最後の地元凱旋興行です。10日の東京女子も来ているし一週間前はコンサートと、私はこの月3回目の京都入りとなりました。
試合前に行われた沙希ちゃんのサイン会は予想通り長蛇の列、過去の反省から私もこの日はかなり早めに開場前から並びましたので楽勝でしたが、第1試合が始まってからもまだサイン会を続けてくれて、並んだ人全員に対応してくれていたのは流石でした。
メインは勿論主役の沙希ちゃんが務め、イラプションのトリオでHARASHIMA、高梨将弘、駿河メイの挑戦を退けKO-D6人タッグ選手権を見事防衛しました。
試合後は所属全選手と記念撮影の爽やかなフィナーレとなりましたが、ここで沙希ちゃんが大仕事?アイアンマンヘビー級王者のMAOの隙を突いて丸め込み、見事新王者となったのです! しかしやんやの大歓声の中、花道を引き揚げたところを平田一喜が襲撃してベルトが移動、沙希ちゃんの天下はわずか2分で終わり、館内は一転して大ブーイングの嵐!バッドエンドの幕切れとなるもこれもDDTらしくて良かったかと(苦笑)。

半端ない移動距離の9月が終わり、ぼちぼち10月編に入ります。
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