FILE No. 1000 1000回記念「社長の給料」

1000回記念「社長の給料」
2007年の1月20日(太田裕美さんの誕生日!)にスタートした当ブログは足掛け19年の月日を経て、とうとう1000回目となりました!
調べてみると初年度に数週間空いた事が幾度かありましたが、それ以外は19年間、年末年始を除いてほぼ毎週更新を継続して来たのですから自分で自分を誉めてあげたいです(笑)。
500回記念(File No.500「ライフワーク」参照)でも宣言したように、最終目標はあくまでも打倒・「こち亀」!しかし終生のライバルは1970回(週刊少年ジャンプ掲載順研究所データベースより)、向こうは2016年に終了しましたので(以後、年一ペースで復活)この10年で差をかなり縮めたつもりでしたがそれでもまだ半分ですからねえ…追い抜くにはあと20年は頑張らないといけません(笑)。
さて、記念すべき今回のテーマですが、1000回目にしてとうとう禁断のタブーに挑む!?社長の給料問題を取り上げて見ましょう。
これに関してはわが「経営の師匠」(File No.014 他 参照)石野誠一先生が著書「ほろにが社長業」(明日香出版より)で書かれている事が全てですよ。
(以下、要約)
「小さな会社の社長さんのワリキレナサやグチを一蹴する方法、それは目一杯思いきり高い給料をとる事です。実際、小さな会社の社長さんの給与は安い人が多いですよ。
まず利益が上がっていないから高い給料をとりようがない。これは仕方がない、儲けていなくては手の打ちようがありません。四の五の言わずに儲ける事です。
次に利益はそこそこ上がっているのに給与は幹部の人とそれほど変わらない、要するに
社長も我慢しているのだからと社員の給料を低く抑える魂胆か、社長はあんなにとっていると言われるのが怖いか、言ってみれば自信がないのです。
利益をあげていれば、税務署さんが「いくらなんでも高すぎるのでは」と言うぐらいまで堂々と上げればいいのです。
税務署さんが問題にするのは同業クラスとの比較であり、会社の業績との対比率です。
まあ社長の報酬は平取締役の4倍、役付き役員の2倍が一応の目安と言われていますが、あなたの場合そうなっていますか?
小さな会社の社長の場合、高いと言ってもタカがしれています。高い給料をもらわないと本当にワリが合わない事になりますよ。
私の場合、マンションから定期預金まで全て銀行の担保に入っているので、会社がこけるともう丸裸なのです。
役員や社員は家も預金も失わず、退職金がいくらか減るぐらいでほぼ無傷で済みます。
社長はこれだけリスクを背負って日々仕事に追われていたら高い給料ぐらいもらっていないとグチが出るのも当然でしょう。」
私がこの本を拝読したのは実際の社長就任の3年前(1997年)でしたが、社長は高い給料をとらないと意味ないなと漠然と思ったものでした。
しかし現実は厳しい、社長就任時の私の給与額は前任社長と同額(親父である会長に決められました)、メインバンクである四国銀行さんの当時の担当者から「社長の給料安過ぎます。」とダメだしされるレベルでした(涙)。
この頃は会社に全く利益が無い、累積赤字でそれこそ一歩間違えたら倒産レベルだったので仕方ありませんが、今は東京の住人となった某コップ屋さんと飲みに行った時によく
「俺たちの給料ってマク〇ナルドの店員(当該関係者の皆様すみません!)と変わんないね。」とお互い傷口を舐めあっていたものでした(苦笑)。
いくら何でもそんな事ねえだろ、と思われるでしょうが社長が実質働いている時間はそれこそ24時間&365日、時給換算したら本当にバイト並みですよ(苦笑)。
同業の社長さん方の会合で飲んだりすると、ごくたまに給与の話題になる事がありました。勿論皆さんストレートに口にするわけではありませんが、こういう時の私は耳を“イカルス星人”にして、ひたすら“透明人間”になっていたものです(苦笑)。
ある時、自分の年収を○○円以上と言っていた2代目さんがいたのですが、その時のその方はまだ専務職(数年後に社長に)なのに既に現役社長の私の額を遥かに上回っていたのでショックでしたよ(涙)。
会社の収益改善と共に私の給料も少しずつ上げさせて頂きましたが、2006年には当時の最大得意先が無くなり赤字転落、経営責任で一年間自らの給与をカットし元の木阿弥となった事もありました。あれから20年、紆余曲折あったものの再び上昇した業績に連動して少しずつ改正、現在に至ります。
上を見てもきりがないし、同等規模の同業と比較して適正なのかも正直よくわかりませんが、石野先生が言う「平取の4倍、役付き役員の2倍」に照らし合わせると、現在の我が社は専務&常務職はなく全員が平取締役なものの、うちの役員は専務、常務クラスの働きをしてくれているはず?(笑) そう思えば役付き役員の2倍以上にはなっていますので、現在はそれ程恥ずかしいレベルでは無いと自負しています。
しかしこれだっていつまで続くかわかったものじゃありませんし、業績が悪化し会社が傾きかけたら真っ先に削らなければならないのが経営陣の給料と覚悟しています。
常にリスクだらけ、何も良い事が無い社長業(これマジ!)、しかし社長は自分で自分の給料が決められるのが唯一の特権なのです。
だからこそ会社は利益を出して先ず社員に、そして地域や社会に還元し、経営者はより高い給料を堂々と取りましょう。
ギャラの話はどうも肩が凝る(苦笑)、1001回目はいつものように軽いネタに戻ります。皆様、改めましてあと20年宜しくお付き合い下さい。

