FILE No. 813 「死のロード(3)」

「死のロード(3)」

(前回からの続き)

文字通りの「死のロード」が続いた10月の振り返り、16日は究極の場所、なんと九州に行って来ました。
杏ちゃむちゃんが九州プロレスに初参戦、入場無料大会で観戦は抽選制との事だったので半分洒落で取り合えず申し込んでおいたら、あらら当選通知が来ちゃいましたよ(多分申込者全員当選かと思われますが 笑)。連絡が来てからこれって場所どこだっけ?と調べだす呑気さでしたが、九州でも博多(福岡)ぐらいならまだしも(それでも十分遠い!)なんと大分県の中津!? あまりの遠距離に正直パスしようかと思いましたがやはりそこは「迷わず行けよ」の猪木イズム? 但し翌日が月曜日で会議や来客の予定がある為休むわけにはいかず、日帰り参戦を強行する羽目となりました。
藤波さんの地元でもある大分を訪れるのは、かれこれ20年近く前に中川製袋化工さんの代理店会(サンN会)で湯布院温泉に行って以来、勿論プロレスでは初めてでしたが、飛行機で降り立った大分空港から中津までがリムジンバスで2時間(!)、到着の頃はぐったりでした。
試合開始は14時で全4試合、但し中津駅前から出る空港バスの最終が15時55分(そもそも一日2本しかない)ので下手すると試合後の物販には顔を出せない恐れもありました。

大分県・中津体育センター
大分県・中津体育センター

杏ちゃんに試合前の物販を頼むも試合前に客前に出る事を嫌う(ましてや九州初試合なのにプレミアム感を損なう)為NGとの事、流石はプロです(苦笑)。
結局全試合終了は15時半頃、この日はばってん×ぶらぶら&YuuRIとのトリプルスレットマッチで快勝した杏ちゃんに挨拶すると大急ぎへ駅前まで走り無事バスに乗車、車内は乗客3人だけだったので後部座席で横になって2時間寝ていました。
18時55分の飛行機で無事帰阪となりましたが、日帰りの遠征としては2009年ホクトさんの会長のお別れ会で行った長野(仕事だよ!)(FILE NO 097参照)、2017年11月に裕美さんのコンサートで行った福島県郡山(FILE NO 555参照)と並ぶハードさ、やはり寄る年波には勝てず(苦笑)今回が一番疲れました。

翌週日曜日も神奈川県大和市での観戦がありましたが、この時は赤井沙希ちゃんのサロン(通算3回目!)、また約2年ぶりに海外視察でお馴染みの近江さんと会食の為東京に前乗りしましたので楽なものでした。何より大分日帰りの経験直後ですから少々の距離は平気です(笑)。

神奈川県大和市の銀座クルーズセントラルキッチン特設リング

野外で1部がバーベキュー、2部が博愛プロレスのチャリティ大会、この日の杏ちゃんは元新日本プロレスの高岩竜一とのタッグで、元リングスの長井満也、同じ信州ガールズのLINDAさんとぶつかる豪華なミクスドタッグマッチでした。
長井選手とのサブミッション対決に注目でしたがやはり体重差はいかんしもがたく大苦戦、しかし特筆すべきはフィッシャーマンズ・スープレックスで先輩のLINDAさんから3カウントを奪った事です。対決自体がレアですが恐らくLINDA越えは初めてのはず・・・私が3年前に初めて杏ちゃんの試合を観た時が(FILE NO 641参照)LINDAさんと組んでのタッグであえなく杏ちゃんがフォール負けした事を思えば何とも感慨深かったです。

さらに10月最後の土曜日はミステル・カカオさんとのコンビでサイン会、これがまた群馬県の前橋!この日も日帰り参戦を強行、もはや距離の感覚が麻痺しています(苦笑)。
場所はレスリングサーチなるプロレスショップで、実はすぐお隣には浜亮太のうどん屋、MAZADAのステーキハウスと現役プロレスラーの経営するお店が2軒も並んでいます。MAZADA選手のお店は夜のみの営業だったので、浜選手のうどん屋さんで腹ごしらえする事にしました。お店に突入するとすぐ目前に浜選手の巨体、赤いマフラーの私を見て「あっ、猪木さんのファンですね!一目でわかりましたよ。」と歓迎してくださいました。
サイン会ではこんな遠い場所で人が集まるか心配顔の杏ちゃんをよそにファンがひっきりなしに来店、最後まで盛況でした。
(杏ちゃむ💛ワンショット集 こちらをクリック)
(杏ちゃむ💛ツーショット集 こちらをクリック)

群馬の翌日、10月最後の日曜日は大阪にて藤波さんのデビュー50周年記念大会を観戦、いや~この日は地元で一安心です(笑)。
ドラディションの大阪と言えば会場はお馴染みの南港のATCホール、何度も来ているはずですが何か物凄く懐かしい感じがしました。振り返って見れば私、ちょうど一年前の大会を諸事情で欠席、さらに一昨年はコロナ渦の為、大会自体が無く、さらにその前の年の10月も諸事情から行けなかったので、なんと2019年4月以来(FILE No. 630参照)、3年半ぶりだったのです。
全試合終了後には藤波さんと特別立会人を務めた長州さんのミニトーク、さらに最後は猪木さんの追悼10カウントがあり心温まる大会でした。
そう言えば前日の群馬では店休でお会い出来なかったMAZADA選手がこの日出場、思わぬ形でお会い出来た事も付け加えておきます。
(10月23~30日のツーショット集  こちらをクリック)
(藤波辰爾デビュー50周年記念大会の模様  こちらをクリック)

二週に渡ってお届けした10月の振り返り、前回冒頭に書いたように猪木さん死去のショックを少しでも振りきろうと突っ走った結果、東京は勿論の事そこを起点に栃木、神奈川、群馬、そして大分と駆け抜けた文字通りの死のロードでした。移動距離数を合計するとどれぐらいになるのかと我ながら恐ろしくなります(汗)。

早いもので来週は激動の2022年の最終回!